トヨタ、新型プリウスを世界初披露、大胆に変化したスタイリング

トヨタは、米国ネバダ州・ラスベガスで、新型プリウスを世界初披露した。

4代目となる新型プリウスは、ハイブリッド技術にさらなる磨きをかけるとともに、「Toyota New Global Architecture」(以下、TNGA)を初めて取り入れ、「優れた環境性能」をベースに、ハイブリッドシステムの軽量・コンパクト化やボディの高剛性化を図り、「洗練された低重心のスタイル」や「走る楽しさ」のより高いレベルでの実現に向け開発を進めてきたという。

新型プリウスは、スタイリングが大胆に変化。象徴であるトライアングルシルエットのデザインを継承しつつ、TNGAによる低重心パッケージを融合させ、先進的なデザインを実現。ルーフの頂点を20mm低くするとともに前出しし、エンジンフードも低く抑えることで、よりスタイリッシュなシルエットを実現した。ボディサイズは全長4540mm(従来型比+60mm)、全幅1760mm(同+15mm)、全高1470mm(同+20mm)、ホイールベース2700mm(同±0)となっている。

また、ハイブリッドシステムも進化。熱効率を40%以上に高めたエンジン、トランスアクスル、モーター、電池といった各ユニットを、よりコンパクトに、そして軽量化し、優れた低燃費を実現した。

さらに、ミリ波レーダーと単眼カメラを用い、クルマだけではなく歩行者も認識する歩行者検知機能付衝突回避支援型プリクラッシュセーフティをはじめ4つの先進安全機能をセットにした衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」を採用している。

欧州では、フランクフルトモーターショー2015に出展。販売は2015年年末から日本でスタートし、順次世界各国・各地域での発売を予定している。