シャープ、本社地区のビル188億円で売却へ 売却益148億円

シャープ <6753.T>は28日、大阪市阿倍野区の本社地区のビルを188億円で売却すると発表した。同日付で契約を締結、来年3月18日に引き渡す。

本社ビルはニトリ<9843.T>に、向かいにある田辺ビルはNTT都市開発<8933.T>にそれぞれ売却し、固定資産売却益として、2016年1―3月期に148億円の特別利益を計上する。

本社地区で、道路を挟んで向かい合う本社ビルと田辺ビルには約1500人の社員が働いているが、いずれも賃貸契約を締結し、2018年3月頃まで使用を継続する予定。それまでに新しい本社の移転先を探すことになる。