6年前のコンビニ強盗容疑=DNA型一致で57歳男逮捕―警視庁

6年前に東京・上野のコンビニ店に侵入し、現金11万円を奪ったとして、警視庁上野署は30日までに、強盗致傷容疑で住所不定、無職串田孝司容疑者(57)を逮捕した。
 遺留品から採取したDNA型が、埼玉県で別の事件で逮捕された串田容疑者のものと一致した。
 同署によると、「生活費として金が欲しかった」と容疑を認めているという。
 逮捕容疑は、2009年7月31日午後6時45分ごろ、台東区上野のコンビニ店で男性店員にナイフ(刃渡り6センチ)を突き付けて脅迫し、レジ内の現金11万円をわしづかみにして逃走。店外まで追い掛けてきた男性店員ともみ合った際、右手に骨折などの傷害を負わせた疑い。
 同署によると、串田容疑者は7月、窃盗事件で埼玉県警に逮捕された。コンビニ強盗事件の現場周辺で見つかった野球帽やナイフに残されたDNA型が、同容疑者のものと一致した。