電気・通信のセット販売 東電とソフトバンクが合意

東京電力とソフトバンクが、電気と通信をセットにした割引販売の提携で基本合意したことが6日、わかった。家庭用電力小売りが全面自由化する来年4月からサービスを始める。東電は異業種との提携を進めて自由化後の競争に備える。ソフトバンクも新たな料金プランを用意して顧客拡大を図る。近く発表する。

 料金などの詳細は今後詰める。ソフトバンクが契約窓口となり、同社の国内店舗網を活用し電気料金と携帯電話の通話料をセットにして割り引くサービスを全国で提供する。

 全面自由化後は電力会社の地域独占が崩れ、成長余力のある首都圏には新電力や他の大手電力が攻め入ろうとしている。

 東電はサービスエリア外での営業基盤を構築するため、全国で知名度のある異業種と提携交渉していた。