牛丼店で居合わせた客に暴行、死なせた疑い 男を逮捕

東京・上野の牛丼店で居合わせた客に暴行したとして、警視庁は17日、東京都台東区東上野2丁目、職業不詳松林和寛容疑者(29)を傷害容疑で現行犯逮捕し、発表した。男性はその後亡くなり、上野署は容疑を傷害致死に切り替えて調べている。松林容疑者は入店前から酔っ払っていたといい、調べに「覚えていない」と話しているという。

 署によると、松林容疑者は17日朝、JR御徒町駅近くの牛丼チェーン店で客に絡み、注意した食事中の男性(63)に逆上。午前7時35分ごろ、店の外で男性を蹴るなどしてけがをさせた疑いがある。店の通報で駆けつけた署員が松林容疑者を現行犯逮捕した。男性は意識不明で病院に運ばれ、約6時間後に死亡した。

 署によると、亡くなったのは千葉県四街道市の男性で、松林容疑者と面識はなかったという。