阪神・金本新監督が練習初視察「まだ実感がない」

阪神の金本知憲新監督(47)が24日、甲子園球場で行われた秋季練習に姿を見せ、監督として初めて練習を視察した。

以下は金本新監督の一問一答。

 −初の練習視察。

 「特にないですよ、感想は。こんなもんかなと。まだ全員がいるわけじゃないので、特にはないです」

 −どういうスタンスで見ていた?

 「僕がまだなじめてないんでね。僕がなじもうかなと、この雰囲気にね。それだけでした」

 −監督してグラウンドで練習を見た感想。

 「まだ、監督と言われても実感がない。監督と言われることに自分でむずがゆいところがある。いずれ実感がわいてくると思うので、気が付いたことをどんどん言っていこうかなと思います」

 −何人かに声をかけていた。

 「やっぱり上本と大和が、バッティングが小さくなりすぎてるかなという印象があったので。全部右にうまく、今成もそうですけど、うまく打とうとしているので。振らないとね。だからドラフト(の時の話)じゃないですけど、まずピッチャーは速い球、バッターは振る。それで限界を感じれば、また技に走るというか。基本は力強く振ること。そこには注意してね。大和にもどんどん引っ張るように言いました」

 −最後は原口にも声をかけていた

 「そうですね、江越とか陽川とか名前を出しましたけど、彼も入りましたね。今からしっかり教育して、みんなでコーチと相談しながらね。力はあるんで、彼みたいに振れる選手は少ないので。土俵にはあがったので、あとはコーチとどういう指導をするかというので僕もね。彼も一生懸命やる選手で可能性があるので、根気よくやっていきたい」

 −平田チーフともかなり話を。

 「来年、シーズンは来年ですけど今の内からどういう野球をやっていきたいかと。右打ちも、ただセカンドゴロを打つんじゃなくて、若いカウントではハードに打っていくという方針でやっていく。ツーストライクはまた考えてとか、色々、練習でやらないとできないですから。ただセカンドゴロを打つというのはやめましょうと。あくまで、セカンドライナーになってもいいから、ランナーを進めたくてもヒット狙い。ヒット打てなかったからランナーが三塁に進めた。そういう野球をやりますから、というのを伝えました」

 −今日の選手の動きというのは。

 「個々それぞれ、初日なんで分からないですけど、平田チーフが盛り上げてくれてるので。同じ練習でも生き生きした練習できてるのでありがたい」

 −ノックバットも持っていたが。

 「人手が足りない時はノックを打たないといけないと思っているので。ほとんどしたことないので、練習しようかなと思ってます」

 −右でも左でもスイングを確認していた。

 「ノックはスイッチヒッターなので。両方できますよ」

 −今日はジャージ。

 「秋季練習は全部参加できないので、ユニホーム着るのも失礼かなと。来れたり来れなかったりなんでちょっと遠慮しようかなと」

 −今後の予定は。

 「できるだけ、まだ編成とかで決まってないこととか、外国人選手のこととか色々あるんでミーティングが主になると思うんですけど、できるだけグラウンドで声をかけれたらと思います」

 −ピッチャーにも

 「そうですね、こっち(野手)ばかりでもダメなので。ただ、今はフェニックスのメンバーが帰ってくるまでは、ボチボチという感じで。フェニックス行ってるメンバーにね、どういう野球をやっていく、どういう風に意識を変えていくという話ができてないので、集めてやろうとは思ってます」