トラブル急増「掃除サービス」 国民生活センターが注意呼びかけ

年末を前に、国民生活センターが注意を呼びかけた。

国民生活センターに寄せられた掃除サービスに関する相談は、近年、増加傾向にあり、2014年度は919件と、1,000件近くにのぼっている。

相談内容としては、「見積時よりも作業時間が短く、掃除が雑」といったサービスの品質や変色・破損に関する相談に加え、安い料金を提案したあと、高額なサービスを勧誘する事業者もみられるという。

こうしたトラブルは、掃除サービスを行う事業者が、認可や資格なしに営業できることが背景にある。

国民生活センターによると、エアコンの掃除を依頼したら、上のふたが落ちて折れてしまったというもの。
また、ハウスクリーニング業者に玄関のワックス塗りを依頼したところ、上がりがまちの色がはげ、色が落ちてしまった。

さらに、見積もりでは、2人の業者が1時間半の作業で3万円だったが、実際には1人で来て、1時間で3万円を請求されたといったトラブルがあるという。