強い殺意か…数十か所の傷 予備校生殺害

福岡市西区の路上で27日、予備校に通う19歳の少女が刃物で刺され殺害された事件で、少女の体には数十か所の傷があったことがわかった。

 この事件は27日夜、福岡市西区姪の浜の路上で、近くに住む予備校生・北川ひかるさんが刃物で刺され殺害されたもの。現場からは、ナイフ2本と小型のおの1本が見つかった。その後の捜査関係者への取材で、北川さんの体には数十か所の刺し傷や切り傷があり、特に首から上に集中していたという。

 事件直後、北川さんと同じ予備校に通う19歳の少年が近くの交番に出頭し、「知人の女性を刺した」と話した。少年は両手に重傷を負い、病院で手当てを受けている。

 警察は強い殺意があったとみて、少年の回復を待ち、殺人の疑いで逮捕する方針。