下請けいじめ最多5980件 違反事業者、13億円返還

不当に安い対価で作業を請け負わせたり、支払いを遅らせたりする「下請けいじめ」について、公正取引委員会は1日、2015年度に下請法違反で過去最多の5980件の指導をしたと発表した。

 公取委は、下請け事業者にとって厳しい経済環境が続いていることや、コンプライアンス意識の高まりで違反企業の自主申告が増えたことも背景にあるとみている。違反事業者からは計13億2622万円が下請け事業者に返還されたという。