日本郵政とイオン、海外物流で提携

これまでもATMの設置などで協力関係にあった日本郵政と流通大手のイオンは、海外での物流について提携すると発表しました。

 今回の提携では、イオンが販売するプライベートブランドのオーストラリア産牛肉の輸送に、日本郵便が去年5月に買収したオーストラリアの物流大手トール・ホールディングスを使います。

 「イオンとしての輸入、輸出能力の飛躍的な向上と国際的サプライチェーンの改革が今の大きな課題」(イオン 岡田元也CEO)

 イオンは、今回の提携によって輸送が2日短縮でき、25%近い物流コストの削減が可能になるとしていて、今後はオーストラリアだけでなく、アジア圏の輸送にも拡大したい考えです。

 日本郵便は収益性の向上が課題となっていて、トール社を活用しながら市場の拡大が見込まれるアジア地域での物流で収益力を高めたい考えです。