ウナギ輸入ピーク 「土用の丑」前に成田空港

30日の「土用の丑(うし)の日」を前に、ウナギの輸入が最盛期を迎え、成田空港では19日、輸入業者や税関職員が中身を確認する検査業務に追われた。

 空港内の保税蔵置場にはこの日、空港近くの輸入業者「丸勝」が輸入した台湾や中国産のウナギ計3トン(1万5千匹)が到着。袋からざるに移し替えられ、東京税関成田支署の職員から通関検査を受けた。

 同社によると、この時期は普段の約3倍が取り引きされ土用の丑までに約30トンを輸入。通関手続き後、首都圏の卸売業者や老舗かば焼き店に出荷され、きょう20日の昼すぎには消費者まで流通するという。

 西勝光治社長(67)は「今年はシラスウナギの漁獲量も回復し手ごろな値段なので、おいしいうな重を味わってほしい」と話した。