SMAP解散発表が異例の深夜となったワケ

お盆休み中の日本列島に激震が走った国民的グループSMAPの解散発表。所属事務所から報道各社にファクスが流れたのは、日付が14日に変わった午前1時前という異例の時間だった。

なぜ深夜に急きょ発表となったのか。関係者によると、事務所サイドは14日に発表する予定で準備を進めていたという。

 解散が決まったのは11日だったが、13日夜にはメンバーの香取慎吾がMCを務めるテレビ朝日系「SmaSTATION!!」の生放送が控えていた。元マネジャーの女性が退社し虚脱感が大きかった香取だけに「報道が出ると耐えられない」(関係者)との配慮からだった。

 だが解散決定に伴い、SMAPが応援役を務めていた、2020東京パラリンピックを支援する「日本財団パラリンピックサポートセンター」やCMスポンサーなど関係先に連絡をとる中で、情報が漏れ始めた。13日夕方には事務所に問い合わせがくるようになっていた。また、ネットメディアが記事をアップし始めていた。そのため「早く発表しないと混乱をきたす恐れがあるかもしれない」と判断。香取の生番組が終了する14日午前0時39分を待って、正式発表に踏み切った。

 デビューから25年。日本国内はもとより、海外でも人気を誇ったスーパーグループは12月31日をもって、その輝かしい歴史に幕を下ろす。ラストステージとして大みそかのNHK紅白歌合戦への出場を望む声があるが、25周年ライブでさえ開催できない状況から考えると、現時点では難しいという。それでも期待したい。5人そろって歌う姿をもう一度、ファンの前で披露してくれることを願ってやまない。

SMAP12月31日で解散…溝深く「活動難しい」