クラスター爆弾で4歳児が死亡、玩具と思って拾う シリア

激しい空爆が続くシリア北部の都市アレッポで、玩具だと思ってクラスター爆弾を拾い上げ、重傷を負った4歳の女の子が死亡した。

家族がITVに語ったところでは、女の子は反体制派が制圧するアレッポ東部で水をくみに行く途中、銀色のボールだと思って爆弾を拾い上げた。

ITVは3日、重傷を負って病院のベッドに横たわる女の子の映像を流した。女の子は4日に死亡した。

この病院に入院している別の女の子は、空爆で重傷を負い、苦痛にあえいでいた。付き添う家族はなく、名前も年齢も不明。医師によると、家族は空爆で死亡したと思われる。

クラスター爆弾は多数の小型爆弾を放出する爆弾で、紛争が終結しても長年にわたって残ることがあり、除去は難しい。人権団体や米当局者などは、シリア政権を支援するロシアがクラスター爆弾を使っていると非難してきた。
シリア政府はロシアの援護を受けてここ数日でアレッポに対する攻勢を強めており、意図的に病院を狙っているとの見方もある。

同地に残った病院は5カ所のみとなり、いずれも負傷者であふれ返っている。医師は29人しか残っていない。

医療支援団体の反体制派活動家によると、3日には地中貫通爆弾で病院が破壊され、少なくとも7人が死亡、多数ががれきの下敷きになった。この病院が攻撃されたのは、9月28日と10月1日に続く3度目。同病院は2013年に開設され、14年には相次ぐ攻撃を受けて地下に移設されていた。

シリア政府はアレッポ東部の奪還を目指し、今年7月には周辺を包囲。同地は食料や医薬品の供給を断たれ、人道危機状態に陥っている。