サンマ、ようやく手ごろに=北海道で水揚げ回復

低調な水揚げでスタートしたサンマ漁が、9月中旬から回復。スーパーなどの店頭で手ごろな価格になってきた。これから11月にかけて漁は最盛期を迎えるため、一層安く食べられそうだ。

 北海道のサンマ主産地である根室、釧路、厚岸3港の8月の水揚げ量は、台風の影響で合計約4300トンと前年同期に比べて半分以下にとどまった。その後は漁獲が上向き、9月の水揚げ量は前月の5倍を超える2万3千トン以上に増えた。

 漁の活発化により、東京・築地市場(中央区)のサンマ入荷も増加。同市場10月上旬の卸値は、主力の150グラムサイズが、8月下旬の半値以下となる1キロ当たり400〜600円。首都圏のスーパーでも1匹100円前後で特売されるようになってきた。

 今後は北海道に加え、岩手や宮城県での水揚げがピークに達する。全国さんま棒受網漁業協同組合(全さんま)の大石浩平専務理事は「今年のサンマは小ぶりだが、脂が乗っておいしい。旬の味覚をたくさん味わってほしい」とPRしている。