三菱UFJ信託銀、信金中金傘下の信託銀を買収へ

三菱UFJ信託銀行が、信金中央金庫傘下の信託銀行である「しんきん信託銀行」(東京都中央区)を買収することが31日分かった。買収額は最大で百数十億円に上る。買収後は吸収合併し、しんきん信託が担っている約1兆3千億円の投信の資産管理を引き継ぐ。信金中金は資産管理を任せて運用事務を効率化し、コスト削減を図る。

 同日中にも発表する。2017年夏にも買収手続きを終える見通しだ。信託業務での幅広い協力も模索。資産管理のほか、相続を支援する商品の開発などでも連携する。信金中金は10月に信託業務の認可を取得しており、信金の運用支援を引き続き行う。

 三菱UFJ信託は最近、安定的な収益が見込める資産管理業務の強化を掲げ、買収を進めている。買収を機に全国の信金、信金中金と信託業務での連携を進めていきたい考え。

 一方、信金は歴史的な低金利環境下で多額の預金の運用難に陥り、信金中金への預け入れも増えている。信金の収益を支えるため、信金中金は運用部門の強化が課題となっていた。