たばこ店経営者を1億円超の“所得隠し”で告発

東京・港区のたばこ店の実質的経営者が1億円余りの所得を隠し、脱税したとして東京国税局から刑事告発されました。

 港区のたばこ店を実質的に経営する井上正一氏(71)はおととしまでの3年間に、約1億3000万円の所得を隠し、所得税約5300万円を脱税した疑いが持たれています。関係者によりますと、井上氏は店舗の喫煙スペースを整備した際、JT(日本たばこ産業)から支払われた協賛金を売り上げから除外するなどの手口で脱税していたということです。脱税した金は自分名義の口座に預金していたほか、事業資金に充てるなどしていました。井上氏は、ANNの取材に対して「修正申告と納税はすでに済ませた」とコメントしています。