トランプ氏勝利、経済界の反応は

アメリカ大統領選でのトランプ氏勝利について、日本の経済界からはアメリカが保護主義に走ることに警戒する声が聞かれました。

 「オバマさんはチェンジといったんだけど、チェンジだったらいいんだけど、ウッカリするとリターンになる」(経済同友会 小林喜光 代表幹事)

 経済同友会の小林代表幹事は、トランプ氏がこれまで自由貿易に否定的な発言を繰り返していることについて、このように述べ、経済のグローバル化が進む中でアメリカが保護主義に逆戻りすることに警戒感を示しました。

 「(トランプ氏は)ビジネスマンの立場からも、日米関係の重要性は理解していただけるんじゃないか」(経団連 榊原定征 会長)

 また、経団連の榊原会長は「トランプ氏も経済人ですからグローバル経済の中で生きていくことが一番、アメリカの利益にかなうというのは理解いただけると思う」と話し、実際の政権運営では現実路線をとることに期待感を示しました。