予約殺到で早くも1・5倍の値も! 復刻版ファミコン発売スタート 手のひらサイズで「マリオ」「ゼルダ」

任天堂は10日、昭和58年に発売して大ヒットした家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ(ファミコン)」を手のひらサイズで復刻したゲーム機の販売を始めた。

 販売店などでは予約が殺到し、当時の熱狂ぶりをほうふつとさせている。

 新しいゲーム機は「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」。「スーパーマリオブラザーズ」や「ゼルダの伝説」など往年の人気ゲーム30作品が内蔵されている。元祖ファミコン用のゲームカセットで遊ぶことはできない。

 家電量販店のヨドバシカメラやビックカメラでは、既に全国の店舗で予約販売分が完売したという。「アマゾン」など通販サイトでは希望小売価格の6458円での予約が困難になっており、1・5〜2倍程度の価格での出品もみられる。

 ヨドバシカメラマルチメディア梅田(大阪市北区)でクラシックミニを購入した大阪府高槻市の会社員、大木祐二さん(44)は「ファミコン世代として、懐かしくなりすぐに購入を決めた。小中学生のころを思い出しながら遊びたい」と話した。

 ソニー・インタラクティブエンタテインメントも10日、4Kの高解像度に対応した据え置き型ゲーム機「PS4プロ」を発売した。