アメアパ破産申請でカナダ企業が買収に名乗り

「アメリカンアパレル(American Apparel)」が、昨年10月に続く2度目となる破産を申請した。同時にカナダの衣料品メーカー「ギルダンアクティブウェア(Gildan Activewear)」(以下、ギルダン)が約6600万ドル(約71億円)で同社の買い手に名乗りを上げ、裁判所から認可が下りれば、2017年第1四半期中に手続きが完了する見込み。

ギルダンはカナダのモントリオールを拠点とする衣料品メーカーで主にTシャツやアンダーウエアの製造・販売を行い、スポーツブランド「ニューバランス(New Balance)」や「アンダーアーマー(UNDER ARMOUR)」のライセンス事業も手がけている。同社はアメリカンアパレルの知的財産権を取得するというが、店舗は購入しない方針。ロイター通信が報じたところによると、アメリカンアパレルが従業員に宛てた手紙には「店舗の運営には影響はない」と記載されており、製造もアメリカ国内で継続していくという。

 アメリカンアパレルは2014年にブランド創業者で元CEOのダブ・チャーニー(Dov Charney)を解雇後、ポーラ・シュナイダー(Paula Schneider)が後任としてCEOに就任。度重なる訴訟に加え、売上の低迷の影響もあり昨年10月に破産を申請した。経営の立て直しを図っていたが、ポーラ・シュナイダーは今年9月に同職を退任し、今回の破産に至った。なお、日本では今月10日に全店舗の閉鎖と国内撤退することが明らかになっていた。