玩具の関税、来春撤廃=逆輸入の負担軽減―財務省方針

財務省は23日、人形やパズルなど玩具の関税(最高3.9%)を撤廃する方針を固めた。

 関税をなくすことで、日本の玩具メーカーが海外で生産した製品を逆輸入する際の負担を減らすのが狙い。日本メーカーの約8割が製造コストの安い中国などに工場を移しており、海外生産品を輸入して国内で販売するケースが多い。2017年4月の施行を目指す。

 24日の関税・外国為替等審議会(財務相の諮問機関)で決定する。与党と調整した上で、17年度税制改正大綱に盛り込みたい考えだ。