実績ない駅修繕費をJRが請求 音威子府の筬島駅

指摘受け撤回、「間違えた」と釈明

筬島駅概観201611260001
【音威子府】JR宗谷線の無人駅、筬島(おさしま)駅(上川管内音威子府(おといねっぷ)村)をめぐり、JR北海道が駅存続の前提として「JRが実施してきたホーム修繕費年100万〜200万円を負担してほしい」と村に求めたが、実際にはこうした修繕は行われておらず、JR側が要求を撤回していたことが25日分かった。JRは「他の駅の資料と見間違えた」などと釈明したが、佐近勝村長は「こういう乱暴なやり方が続くと信頼関係がなくなる」と反発している。

存続論議中、村長は反発

 JRは、筬島駅を含む無人駅18カ所を廃止する意向だが、自治体側が維持管理して費用負担する場合は、存続を容認する考え。音威子府村は、筬島駅存続の方向で検討している。JR側は9月27日に除雪などの維持費は年76万円と提示。10月14日になって、毎年春と秋に行うホームの修繕費が年100万〜200万円掛かるとして「維持費と合わせて年間200万〜300万円が必要」と説明した。

 村は11月9日の協議で、10月上旬に撮影したホームの一部が損傷した写真を示し「本当に修繕しているのか」と疑問を呈した。JRは11月14日、「(担当者が)他市町村の駅の資料と間違えた」と釈明、100万〜200万円の追加要求を撤回したという。