米国株:ダウ平均、過去最高値を更新−イタリア波乱短時間で克服

5日の米国株式市場は上昇。ダウ工業株30種平均は過去最高値を更新した。イタリア国民投票で憲法改正が否決されたことを受け、金融株とテクノロジー株は一時下げていたが、上昇に転じた。

S&P500種株価指数は前営業日比12.76ポイント(0.6%)上昇の2204.71。ダウ平均は45.82ドル(0.2%)高い19216.24ドル。

MPPM・EKのトレーディング責任者、ギレルモ・ヘルナデス・サンペレ氏は「ブレグジットの後、市場が立ち直るのに3日かかった。トランプ氏勝利の後は3時間だった、イタリアの衝撃からは3分で回復した」と話した。

S&P500種のセクター別11指数のうち、この日は8指数が上昇。米大統領選挙後の金融株の上昇は14%に拡大した。

米供給管理協会(ISM)が5日発表した11月の非製造業総合景況指数は57.2と、前月の54.8から上昇した。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は55.5だった。同指数では50が活動の拡大と縮小の境目を示す。

米連邦公開市場委員会(FOMC)は次回会合の結果を14日に発表する。金利先物市場では12月利上げの確率は100%として織り込まれている。11月初めの段階では68%だった。

今週は8日に欧州中央銀行(ECB)が政策委員会を開く。イタリア国民投票の結果がドラギ総裁の量的緩和プログラムにどう影響するのか、注目されている。

S&P500種は年初来で7.9%の値上がり。このまま年末を迎えれば、2014年以来で初の年間プラスで16年を終えることになる。