「アヲハタ」コーン缶、被災工場が再開断念 脱缶詰模索

今夏の北海道の台風被害を受けて生産を中止しているキユーピーのコーン缶「アヲハタ 十勝コーン ホール」などが、今後も製造できない見通しであることが5日わかった。委託工場が製造再開を断念したため。キユーピーは缶詰でない製品に切り替えることを検討している。

 キユーピーは、「アヲハタ」ブランドのコーン缶の製造を日本罐詰(かんづめ、北海道芽室町)にすべて委託していた。8月の台風10号などの影響で、日本罐詰の十勝工場が浸水被害を受けて操業を停止。工場は操業再開を模索してきたが、製造ラインの復旧に時間や費用がかかることから、缶詰の製造をやめることを決めた。

 キユーピーは、コーン缶の製造にはノウハウが必要で、委託先の変更は難しいとしており、缶詰での販売はできなくなる見通しだ。キユーピーは「長く親しまれているブランド。缶詰でなく、レトルトパウチにすることなども考えたい」(広報)としている。