段ボールの国内生産、来年10年ぶり最高更新へ

加工食品がけん引

 2016年の国内段ボール生産が07年に記録した139億6600万平方メートルに迫り、17年は10年ぶりに過去最高を更新する見通しとなった。全国段ボール工業組合連合会(全段連、大坪清理事長=レンゴー会長兼社長)は1―10月実績に基づいて16年の生産見通しを前年比1・6%増の139億5700万平方メートルに引き上げ、17年については16年実績見込み比1・0%増の141億平方メートルと予測している。

 全段連は15年12月の段階で、16年の生産量を前年比1・2%増の139億平方メートルと予測していた。1―10月累計は前年同期比1・5%増の114億8594万平方メートルとなり、17年の需要予測に合わせて上方修正した。

 10月の生産量は7月以来、3カ月ぶりに前年同月実績を下回ったが、11月から回復基調が鮮明になっているという。「この勢いが続けば、16年で(07年に記録した)過去最高を上回る可能性もある」(大坪理事長)としている。

 需要部門別では高齢化と就農人口減少が進む青果物を除き、いずれも堅調。約4割の比率がある飲料を含めた加工食品が需要全体をけん引し、比率はまだ1割に満たないものの通販・宅配・引越用がインターネット販売の拡大で5%超の伸びをみせている。

 また、リサイクル性に優れ、低環境負荷である点が再評価され「流通業界全般で段ボール容器の採用が増えている」(同)という。