東芝株、ストップ安で終了 「数千億円損失」で20%超安、時価総額2週で3分の1超の縮小

28日の東京株式市場で、東芝株が前日終値比20%超のストップ安で取引を終えた。今月15日につけた年初来高値475円からの下げ幅は34.4%と3分の1を超える。2兆円を超えていた時価総額は1兆3200億円まで減少した。

 東芝の綱川智社長は27日夜に会見し、米国の原発事業で発生する減損損失が「数千億円規模」もの巨額となる可能性があると公表。これを受けて、28日の取引は朝から売り一色となった。午前9時半近くに取引が成立し、前日比80円安の311円60銭と値幅制限いっぱいの値下がりとなった。下落率は20.4%。前日の一時16.3%安、終値11.6%安を上回る下げ幅となった。

 昨年明らかになった不適切会計や損失計上を受けて、東芝株は下落が続き、今年2月12日には155円まで値下がりした。しかし、その後の業績改善や半導体事業の好調により反転。12月15日には年初来高値となる475円まで回復したばかりだった。

 そこからわずか2週間足らずで311円60銭まで下がった。下落率は3分の1を超える34.4%に及ぶ。