日本サプリメントに措置命令=トクホ取り消しで消費者庁

日本サプリメント(大阪市)の特定保健用食品(トクホ)が表示通りの成分を含まず、許可を取り消された問題で、消費者庁は14日、景品表示法違反(優良誤認)で同社に再発防止などを求める措置命令を出した。

 課徴金については調査を継続する。

 消費者庁によると、同社は遅くとも2011年8月以降、「ペプチドエースつぶタイプ」など8商品の成分検査を怠った。14年9〜10月には、宣伝している効果の関与成分を特定できないことが判明したのに、包装容器や新聞広告などで表示を続けた。

 問題があったのは、かつお節オリゴペプチド配合をうたった5商品と、豆鼓(とうち)エキス配合をうたった3商品で、「血圧が高めの方に適する」「糖の吸収を穏やかにする」などと表示していた。