タクシー相乗り 東京五輪見据え導入検討へ

東京オリンピック開催時などのタクシーの効率の良い利用を促すため、国土交通省は、タクシーに目的地が近い客同士を相乗りさせる「タクシー相乗りサービス」の実証実験を行うことを明らかにした。

石井国交相は「本年度、相乗りタクシーの実証実験を実施して、その結果をふまえて、必要な制度を検討したい」と述べた。

タクシー相乗りサービスは、スマートフォン向けの配車アプリを活用して、目的地が近い利用者同士をマッチングさせ、1台のタクシーに相乗りさせることで、割安でタクシーを利用できるようにするサービス。

2020年の東京オリンピックを見据え、外国人旅行客などのタクシー利用者が増えることが予想されることから、国交省は、2017年度中に相乗りサービスの実証実験を行い、全国の都市部での導入に向けて、検討を進めることを明らかにした。

国交省は、実証実験の結果をふまえて、必要な制度を検討するとしている。.