そごう売却、西神店除外 セブンとH2Oが見直し

阪急阪神百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングが、セブン&アイ・ホールディングス(HD)傘下のそごう・西武から関西の百貨店3店舗を取得する計画について、そごう西神店(神戸市西区)を対象から外す方向で計画を見直していることが11日、両社への取材で分かった。譲渡額などの条件面を巡り交渉が難航しているため。同店はセブン&アイHDが改装も視野に、食品分野を強化して引き続き運営する。

 同店は1990年から、神戸市営地下鉄西神中央駅の駅ビルに入居し、地上1〜5階と屋上の一部で営業。店舗面積は延べ1万8千平方メートル。2016年2月期の売上高はピークだった1996年2月期に比べて半減の約125億円。建物は神戸市所有で、閉店すれば市民生活への影響が大きいとして、同市が昨秋から賃料を減額するなど営業を支援している。

 セブン&アイHDは「食品分野を強化して改装効果が出ている西武所沢店(埼玉県)のように、生活に密着する形で郊外型店らしい魅力を出したい」と今後の運営方針を示した。

 H2Oとセブン&アイHDは2016年10月に資本業務提携で基本合意。そごう西神店、同神戸店(同市中央区)、西武高槻店(大阪府高槻市)をH2Oが取得する方向で協議を進めていた。そごう神戸店は当初の計画通り今秋をめどにH2Oが買い取り、当面はそごうの屋号を残したまま営業することで両社が合意している。