ツイッター登録名から「維新」削除 橋下徹氏に法務相で電撃入閣情報

前大阪市長の橋下徹氏(47)が、8月にも行われる見通しの安倍内閣改造で「電撃入閣する」という情報が永田町で流れている。

 橋下氏は日本維新の会の政策顧問を5月末に退任。今月7日には「公平性を保つため」という理由で、ツイッターのアカウント(登録名)から「ishin(維新)」の文字を削除した。

 政府関係者は「橋下氏のツイッターは時に過激な言葉を用いながら、政策や主張を展開して話題を集めた。橋下氏が“ishin”を削除した理由の公平性を保つためというのは、誰も額面通り受け止めていない」と話す。

 日本維新の会を離れて“フリーハンド”になった橋下氏に対し、自民党関係者からは「いつでも政界復帰できる」との声が上がっている。

 現在、安倍晋三首相(62)は“森友・加計学園問題”などが続き、政権発足して以来の大ピンチに立たされており、大幅な内閣改造を行うとみられている。

 安倍首相と橋下氏は定期的に都内で会い、今後の政局などについて話し合ってきた。橋下氏の“電撃入閣”情報が流れているのも、その席で安倍首相と「憲法改正」で意気投合したからともいわれる。

「橋下氏が安倍首相と会食するのは、政治への熱意を捨て切れていない証拠。安倍首相は憲法9条1、2項を残しながら3項を新たに設け、自衛隊の存在を明記する案を示した。橋下氏は4日のツイッターで『自衛隊組織を合憲化することで今回は精一杯。これでも大偉業だ』と評価した」(前出の自民党関係者)

 入閣となれば、どのポストになるのか。「橋下氏は弁護士ですから、安倍首相は橋下氏を法務相として入閣させたいと考えていても不思議ではない」と同関係者はみている。