“バストアップ”うたう食品で健康被害

国民生活センターは13日、バストアップなどの美容目的で販売されている「プエラリア・ミリフィカ」という植物を含んだ健康食品の摂取後、健康被害が相次いでいるとして注意を呼びかけた。

 国民生活センターによると、「プエラリア・ミリフィカ」は植物で、女性ホルモンの1つと同じような作用を持つ成分が含まれているとされている。

 バストアップやスタイルアップなど美容目的の健康食品として販売されていて、今年4月までの5年余りで209件の健康被害の届け出があったという。半数は10代20代の若い女性からで、月経不順や不正出血、乳房の異常など女性特有の健康被害が多くみられたという。

 国民生活センターでは、安易な摂取をひかえるとともに、摂取後、異常を感じた場合は医療機関を受診するよう勧めている。