刺し身食べ食中毒 アニサキス摘出、魚介類販売業者を処分/熊谷

県は3日、熊谷市箱田の魚介類販売業「魚竹食品」で購入した刺し身を食べた同市内の40代の女性が胃痛を訴え、胃から食中毒の原因となるアニサキスが摘出されたと発表した。県熊谷保健所は同店で調理、販売された刺し身が原因であると断定し、食品衛生法に基づき同日から2日間の営業停止処分にした。

食品安全課によると、女性は6月28日午後7時半ごろ、同店で購入したキンメダイの刺し身を食べたところ、29日午前2時ごろから胃痛などの症状を訴えた。その日の朝に熊谷市内の病院を受診し、内視鏡で胃から虫体を1匹摘出した。同病院から通報を受けた熊谷保健所が調査した結果、摘出された虫体をアニサキスと断定した。