茨城 常陸太田でヒアリを確認 内陸部で2例目

茨城県常陸太田市で、台湾から輸入されたコンテナの中から見つかった20匹余りのアリが、強い毒性を持つ南米原産のヒアリと確認されました。内陸部でヒアリが見つかったのは全国で2例目で、茨城県は、コンテナを扱う事業者に対し、ヒアリがいないか確認を徹底するよう呼びかけています。
茨城県によりますと、今月12日、常陸太田市にある製造業の会社の事業所で、2基のコンテナの中から生きたアリ1匹と23匹のアリの死骸が見つかりました。

茨城県が環境省に連絡し、専門機関で詳しく調べたところ、16日になって、いずれもヒアリと確認されたということです。

ヒアリが見つかったコンテナには台湾から輸入された資材が入っていて、今月3日に東京・江東区の青海ふ頭に到着して陸揚げされたあと、常陸太田市に運ばれたということです。

ヒアリはほとんどが資材の包装の内側から見つかったということで、茨城県は、これまでのところヒアリがコンテナの外に出た可能性は低いとしています。

茨城県によりますと、内陸部でヒアリが確認されたのは全国で2例目で、茨城県はコンテナを扱う事業者に対しヒアリがいないか確認を徹底するよう呼びかけています。