山中慎介「勝てば引退も考えていた」王座陥落から一夜明け 目潤ませ会見

15日に行われたプロボクシング・WBC世界バンタム級タイトルマッチで、13連続防衛に失敗した前王者・山中慎介(34=帝拳)が16日、京都で一夜明け会見を行い、15日の防衛戦に勝利した場合、引退を考えていたことを明かした。

 傷のない顔で会見に臨んだ山中は、時折目を潤ませながら自身の進退について言及。決断について「何カ月も引っ張るというのはない。そんなに長くないうちに決めたい」と明言した。

 また「正直、本当の自分の気持ちとしては」と切り出し、「納得いくような勝ち方であれば、それ(引退)でいいと思っていた」と、勝利を花道に引退する意向もあったと告白。「それでもこういう内容だったので、悩んでいるところです」とした。

 同席した帝拳ジム代表の浜田剛史氏は「本人の気持ちを尊重したい」と話した。