北朝鮮国営テレビ ミサイル発射映像を公開

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北朝鮮の国営テレビは30日午後、29日の中距離弾道ミサイル発射の模様だとする映像を公開した。

 朝鮮中央テレビが日本時間午後3時40分頃、放送した映像−。金正恩委員長立ち会いのもと、中距離弾道ミサイル「火星12型」の発射訓練が行われたとして、写真と動画を公開した。

 北朝鮮は29日午前6時前、北東方向に弾道ミサイル1発を発射した。ミサイルは北海道渡島半島と襟裳岬の上空を通過した後、襟裳岬の東約1180キロの太平洋上に落下したとみられる。

 北朝鮮メディアはこれについて、新型の中距離弾道ミサイル「火星12型」の発射訓練で、アメリカと韓国による合同軍事演習への対抗措置の一環としている。

 視察した金正恩委員長は、「今後も太平洋を目標にして発射訓練を多く行う」と述べ、日本上空を通過する発射を繰り返す可能性を示唆した。さらに発射は「グアムをけん制する前奏曲」とし、アメリカをけん制した上で「アメリカの言動を続けて注視し今後の行動を決める」と述べている。