「鳥貴族」4年で1千店態勢目指す たれ工場も新設

焼き鳥店チェーン「鳥貴族」は20日発表した2021年7月期までの中期経営計画で、今後4年間で店舗数を567から1千へほぼ倍増させる目標を掲げた。同期売上高は640億円とし、過去最高の17年7月期を更新していく考えだ。

 関東、東海、関西の3地域に出店する。長期的には全国2千店舗を視野に入れ、3地域以外での出店準備も進めていく。テーブルで注文できるタッチパネル端末を増やして効率化を図る。たれ工場も新設する。

 鳥貴族は全品280円(税抜き)均一の低価格メニューが支持され、この3年間で店舗数は1・5倍に、売上高も2倍に急拡大した。一方、人件費や原材料価格の上昇などが響き、17年7月期は5年ぶりに純利益が減益。10月から28年ぶりの値上げに踏み切る。