前原氏、特別国会前に辞任=民進存続、新代表選出へ

民進党は27日、両院議員総会を党本部で開いた。

 希望の党に合流する当初の方針を撤回し、民進党を存続させることを正式に決定する見通し。前原誠司代表は11月1日の特別国会召集前に辞任する考えを表明、新たな執行部で再スタートを切るよう呼び掛けた。これを受け、同党は後任の代表選びに入った。

 前原氏は、民進党分裂について「おわびを申し上げたい。結果が全てであり、責任を痛切に感じている」と陳謝。「特別国会を前に一定の方向性を決めた上で辞任したい」と述べた。2019年の統一地方選や参院選に向けた態勢立て直しも訴えた。

 両院総会には、参院議員と、党籍を残したまま衆院選で無所属で当選した議員が出席した。前原氏の後継として、無所属組の岡田克也元代表が有力視されている。