シャープ、中間決算で3年ぶり黒字 業務改善進む

シャープが27日発表した2017年9月中間決算は、最終的なもうけを示す純損益が347億円の黒字(前年は454億円の赤字)となった。中間期の黒字は3年ぶり。鴻海(ホンハイ)精密工業(台湾)傘下での業績改善が進んでいる。

 売上高は前年比21・3%増の1兆1151億円、営業利益は前年の7900万円から405億円へと、大幅に伸びた。

 昨年8月に鴻海の子会社となり、コスト削減を進めた。主力の液晶パネルやテレビの販売も好調だった。

 18年3月期の利益予想も上方修正した。営業利益は5月時点の900億円から930億円に、純利益は590億円から690億円に、それぞれ引き上げた。