証拠隠滅のため遺体クーラーボックスに
東京・八王子市で23歳の女性が行方不明になり、女性と自殺サイトでつながりがあった27歳の男の自宅から少なくとも9人の遺体が見つかった。警視庁は男を死体遺棄の疑いで逮捕した。事件発覚から一夜が明け、事件は男の逮捕という大きな展開をむかえた。逮捕された男は死体遺棄の容疑を認め、殺害についても供述しているという。
死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、神奈川県座間市に住む白石隆浩容疑者。警視庁によると、白石容疑者は、自宅のアパートの部屋で人の遺体を損壊し、クーラーボックスの中に入れ、砂をかぶせて隠し、遺棄した疑いが持たれている。
今月21日から東京・八王子市に住む23歳の女性が行方不明になり、警視庁が女性と自殺サイトでつながりがあった白石容疑者のアパートを調べたところ、現場から少なくとも9人の遺体が見つかったという。
現場アパートの住人「(白石容疑者の)部屋の前を通ると、くさいというのがあった。鼻を突くような感じ、換気扇が回ってて、におうような感じ。玄関先にクーラーボックスは置いてました」
警視庁の調べに対し、白石容疑者は、殺害した遺体を証拠隠滅のためクーラーボックスに隠すなどしたという趣旨の供述をしているという。
女性は、自らのツイッターに「自殺を一緒にしてくれる人を探している」などと書き込んでいた。警視庁は、白石容疑者とのやりとりを調べるとともに、複数の遺体の身元の確認を進めている。
白石隆浩 座間9遺体 殺人事件