クーラーボックスから切断された頭部が2つ

東京・八王子市で、23歳の女性が行方不明になり、自殺サイトでつながりがあった20代の男の自宅から複数の遺体が見つかった。切断された頭部がクーラーボックスの中に入っていて、警視庁は、男を死体遺棄の疑いで逮捕する方針。

 複数の遺体が見つかったのは、神奈川・座間市に住む20代の男のアパートの部屋。警視庁によると、今月21日から東京・八王子市に住む23歳の女性が行方不明になっていて、遺体が見つかった部屋の男と、インターネット上の自殺サイトで連絡をとっていた。

 また、今月23日に、2人がJR八王子駅から電車に乗り、座間市内の駅の改札を出るのが防犯カメラに映っていた。

 遺体は30日夕方、捜査員が見つけたもので、部屋の玄関付近にあったクーラーボックスの中に、切断された頭部が2つ入っていたという。腐敗が進んでいて、性別や年齢などは分かっていないという。

 部屋に住む男を知る人「(部屋の前を通ると)生臭いというのかな。(臭い始めたのは)2〜3週間前は確かかな。(20代の男は)話しかけてくれたりして、『元気ですか?』『元気ですよ』みたいなやりとりも普通にしてたので、好青年に見えましたね」

 部屋にはほかにも複数のクーラーボックスなどがあり、切断された遺体が入っている可能性があるとみられている。

 警視庁は、男の身柄を確保し事情を聞いていて、今後、死体遺棄の疑いで逮捕する方針。

 また、見つかった複数の遺体について、死因や身元の特定を進めることにしている。
白石隆浩 座間9遺体 殺人事件