「週に一度のペースで殺害」と供述 座間9人遺体

神奈川県座間市のアパートで9人の遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された白石隆浩容疑者(27)が「1週間に1度くらいのペースで殺した」などと説明していたことが、捜査関係者への取材でわかった。警視庁は、白石容疑者がSNSを通じて自殺志願者を探し出し、計画的に自宅アパートに招いていたとみて調べている。

捜査1課によると、白石容疑者は、現場アパートに引っ越してきた8月22日から事件が発覚した10月30日までの約2カ月の間に、9人全員を殺害したことを認めている。9人とは主にツイッターを通じて知り合ったと話している。白石容疑者はツイッターのアカウントを複数所持し、使い分けていたという。同課などはこれまでの書き込みなどを調べている。

 捜査関係者によると、白石容疑者は当初「週に1度ほどのペースで殺害した」などと供述。司法解剖の結果、2人は死後1〜2週間、7人は死後1〜数カ月ほど経過していたとみられる。死因は特定できていない。
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