ネットで「極悪」っぷり暴露…座間9遺体容疑者「殺人スカウト」の顔 ツイッターで勧誘し風俗店に送り込む

神奈川県座間市内の一戸建て住宅で幼少期を過ごし、実家を出た後も自動車関連業を営む父親の仕事を手伝ったり、飼い犬の面倒を見に実家に顔を出したりしていた白石容疑者。両親と妹との4人家族で、母親と妹は離れて暮らし、父親が1人で住む実家を訪ねていた。実家近くのパチンコ店で勤務していたこともあったという白石容疑者だが、別の顔もあった。
「極悪スカウト」「白石たかひろ」「色々な人を裏切っています」。今年1月から5月ごろにかけて、白石容疑者にだまされたと訴える人物が容疑者の顔写真付きで連日こうツイートしていた。
「歌舞伎町ピカデリー前によくいます!」とツイートされていた白石容疑者だが、歌舞伎町の風俗関係者の間では目立った存在ではなかったようだ。都内の風俗店関係者は白石容疑者について、「茨城県神栖(かみす)市の3つのデリヘル店に女性を紹介していたことが分かっている。街ではあまり活動はせず、ネット上で女性を募集していたのではないか」と話す。
白石容疑者は風俗の求人用アカウントを使って、デリヘルやソープランドなどの募集を行っていたとみられる。ツイッターでは、風俗嬢とみられる女性が、白石容疑者にツイッターでスカウトされたことを明かし、「死にたいっていってたらそばにいてくれて、人の個人情報とか話す悪徳スカウトだったけど使ってたからほんとに鳥肌たった」と、事件に驚いた様子を記している。
2月に売春に関与したとする職業安定法違反の疑いで茨城県警に逮捕され、水戸地裁土浦支部で6月、懲役1年2月、執行猶予3年の有罪判決が確定した白石容疑者。座間市のアパートの一室に拠点を移し、惨劇に手を染めるのはそれからわずか2カ月後のことだった。
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