「悩みがあっても言わない子」 “座間”の被害女性

ツイッターに一緒に自殺してくれる人を探していると書き込んでいた23歳の女性。遺体で見つかった9人のうちの1人と特定された。

 遺族にとっては残酷な知らせだ。田村愛子さん、23歳。事件に巻き込まれた被害者の1人が彼女であり、むごたらしい姿で発見された遺体の1人が彼女であった。それら受け入れがたい事実がこれで確定してしまった。DNA鑑定の結果、1人の身元が判明し、それが田村さんであると警視庁が発表したのだ。

 田村さんの小学校時代の同級生:「悩みがあっても言わない子だと思う。あからさまに私、悩んでますとか空気を出す感じはなかった」

 小学校時代の同級生はそう振り返る。

 田村さんの小学校時代の同級生:「ため込んじゃってSNSに書き込んで巻き込まれたって思うと…」

 行方不明の2日後の先月23日、白石隆浩容疑者(27)と田村さんとみられる女性が2人で歩いている様子を捉えた防犯カメラの映像だ。女性の少し前を男が歩いている。

 田村さんの小学校時代の同級生:「一緒に飼育員をやっていた。ウサギを可愛がったイメージがある」

 「自殺を一緒にしてくれる人を探している」とSNSに投稿した田村さん。しかし、それはどこまで本気だったのか。白石容疑者は「本当に死にたいという人はいなかった」と供述している。

 田村さんの小学校時代の同級生:「なんか、おかしいです。愛子ちゃんがもし自分で死にたいと思っていたとしても、ひどいとかそういうレベルではない」
白石隆浩 座間9遺体 殺人事件