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10年後には、日本の「家電量販店」は消滅しているかもしれない 「ビッグ3」の業態変化が示す未来

10年後には、日本の「家電量販店」は消滅しているかもしれない 「ビッグ3」の業態変化が示す未来

家電量販店の大手3社(ヤマダ電機、ビックカメラ、ヨドバシカメラ)が、それぞれ独自の方向性を打ち出し始めている。

 背景にあるのは、日本の消費構造の大転換である。10年後には家電量販店という概念は消滅しているかもしれない――。

家電量販店 ヤマダ電機 「住」の全てを網羅する戦略

家電量販店最大手のヤマダ電機は今年6月、住宅のリフォームやホームファッション、インテリアなどを総合的に提供する新型店舗「インテリアリフォームYAMADA」前橋店をオープンさせた。

 店内には、ホームファッションやインテリア雑貨、家具といった商品が並んでおり、「住」に関するあらゆる商品を一度に見て回ることができる。

 商品のラインナップを見る限りでは、家具メーカーのニトリに近いイメージだ。ニトリはもともと家具専業だったが、ホームファションの分野を強化し、現在では売上高の半分以上を家具以外の商品が占めるようになった。

 世界的な家具メーカーであるイケアも、ホームファッションを強化していることを考えると、「住」に関するフル・ラインナップは最近のトレンドといってよいだろう。家電製品の売れ行きが頭打ちとなる中、ヤマダがこの分野に目を付けたのは自然なことかもしれない。

 ヤマダの場合にはさらにその先がある。インテリアリフォームの店内には、同社が設立したハウス・メーカーであるヤマダ・ウッドハウスのショールームもあり、家の建築についても相談できるようになっている。

 また今年6月に設立されたばかりのヤマダ不動産も店舗内にスペースを確保する予定となっており、物件の紹介やローンの相談など、総合的な不動産サービスにも乗り出す予定だ。

 ちなみに、先のインテリアリフォームYAMADAの近隣(200メートル圏内)には、テックランドの店舗とヤマダ・ウッドハウスのモデルルームがあり、エリア全体でヤマダ電機のサービスを提供できる仕組みになっている。

 不動産の購入や家のリフォーム、家具や家電製品の購入、さらには雑貨に至るまで、まさに「住」に関するトータル・サービスを目指すというのがヤマダの戦略である。

 インテリアリフォームの店舗は新業態の「顔」として全国展開する予定となっており、各地でエリアに特化した販売を実施していくと考えられる。

家電量販店 家電に代わる事業へ

ヤマダ電機が、住宅や不動産への参入を本格的に検討し始めたのは2010年頃のことである。ヤマダ電機は、家電量販店の中では常に先頭を走ってきた企業だが、高齢化や人口減少という消費構造の変化に直面し、売上高の減少に悩まされてきた。

 2011年には2兆1500億円の売上高を誇っていたが、2017年3月期の売上高は1兆5630億円にまで減少した。利益率の高い商品の集中販売やコスト削減で何とか利益は維持してきたが、このままでは縮小均衡を余儀なくされてしまう。

 同社が家電に代わる今後の成長の柱と位置付けたのが住宅関連事業である。住宅の建設やリフォームには家電が関係するので、ヤマダ電機の強力な仕入れルートやノウハウを活用すれば、理屈上、住設機器の仕入れにおいても同様の効果を発揮することが可能となる。

 ただ住宅と家電では製品サイクルや販売方法がまるで違っている。量販店でのノウハウしか持っていなかった同社は、関連企業の買収からスタートした。

 2011年に中堅住宅メーカーのエス・バイ・エル(現ヤマダ・エスバイエルホーム)を、2012年には住設機器メーカーのハウステックホールディングス(現ハウステック)を買収し住宅事業のノウハウを蓄積した。

 2013年には新会社として、注文住宅メーカーのヤマダ・ウッドハウスを設立。同年末には、全国の不動産会社を対象に、パートナー企業の募集を開始し、総合的な不動産サービスに乗り出す準備を整えた。

 一連の取り組みが、同社グループの業績にどのように貢献するのかは、まだ何とも言えないが、業界トップのヤマダが家電一辺倒という方向性に見切りを付け、住宅・不動産にシフトしていくのはほぼ確実といえる。

家電量販店 ビックカメラは

一方、従来の家電量販店の路線をとことん追求しようとしているのがビックカメラである。同社の売上高は約7800億円(コジマ含む)とヤマダ電機の半分となっている。おかげで、ヤマダと比較すると市場縮小の影響は小さいが、それでも売上高の伸び悩みに直面しているのは同じだ。

 同社はパソコン専門店だったソフマップを2010年に完全子会社化したが、秋葉原にあったソフマップ旗艦店の営業を今年5月で終了。6月からは「ビックカメラAKIBA」としてリニューアル営業を開始した。残りの旧ソフマップ店舗についても、あらたに「AKIBAビックマップ」というブランド名で店舗運営を行っていく。

 旧ソフマップ時代には、著名な作曲・作詞家に依頼して制作した独特のテーマソングが売りだったが、今回、AKIBAビックマップを立ち上げるにあたり、ビックカメラはツイッターでテーマソングを募集。ビックカメラのテーマソングのAKIBAバージョンを作るなど宣伝にも力を入れた。

 ビックカメラAKIBAを含むAKIBAビックマップは、最新家電に加え、アニメやアイドルグッズなどサブカルチャー系に特化した専門店という位置付けになっており、店舗ごとに取扱商品が分かれているのが特徴だ。

 旗艦店のビックカメラAKIBAでは、白物からスマホ、パソコン、日用品まで幅広い商品を揃えている。一方、それ以外の旧ソフマップ店舗では、アップル関連製品、パソコン、中古品、フィギアなど、店舗ごとに商品を絞ったラインナップとした。

 これは近隣店舗と一体となりエリアでサービスを提供するという考え方であり、秋葉原という土地に特徴的な店舗戦略と解釈することができる。

 ビックカメラはソフトマップという資産を生かす必要に迫られており、もしかすると消極的な選択だったのかもしれないが、結果的にエリア特化型の量販店を目指す形になっている。

家電量販店 ヨドバシはアマゾンを食らう

一方、主戦場を店舗ではなく、ネットにシフトさせ、アマゾンが狙う新しい市場に参入しようとしているのがヨドバシカメラである。

 ヨドバシの売上高は約6600億円となっており、ここ数年、6000億円台での推移が続いている。経常利益は500億円台となっており、200億円台であることが多いビックカメラと比較すると、まずまずの高収益体質である。

 ヨドバシの高収益は無理な出店を避けてきたことやネット通販を強化したことが主な要因だが、同社が今後の活路として見いだしたのはやはりネットであった。

 同社は2016年9月、アマゾンの即日配送に対抗し、ネットで注文した商品を最短2時間半で届ける新サービス「ヨドバシエクストリーム」を開始した。

 サービスは基本的に無料で、ネットで注文すると、即座に出荷が行われ、配達要員がどこにいるのかといった情報もネットを通じて確認できる。荷物の受け取りにサインが要らないため、受け渡しもスピーディだ。

 同社は、新サービスの立ち上げに際して、川崎市にある物流センターを大幅に拡充。アマゾンに匹敵する物流システムを作り上げた。

 ヨドバシエクストリームでは、従来から取り扱っている家電やAV機器、パソコン類に加え、日用品のラインナップを強化している。ヨドバシの路線は、アマゾンが目指す方向性とかなりの部分で一致している。

家電量販店 3社の行く末は

これまで家電量販店は、どこも同じような戦略であり、純粋に企業体力やシェアが勝負を決めていた。だが市場の飽和によって、3社はまったく別々の方向に向けて歩み始めている。これは、大量生産・大量消費という従来の市場構造が大きく変化したことと無縁ではない。

 近い将来、従来型の家電量販店でマス向けの商品を購入するというスタイルは消滅しているかもしれない。米国ではアマゾンが既存の小売店を駆逐しながら大躍進を遂げているが、一方でウォルマートもネットを強化し、品物を受け取る配送拠点として各店舗を活用するなど、アマゾンと互角に戦っている。

 ネットが当たり前の存在として社会に普及した今、ネットビジネスとリアルビジネスという区分は意味がなくなりつつある。確実に言えることは、いずれのアプローチを実施するにせよ、中途半端な立ち位置の企業は存続が難しくなるということである。

 その意味で、ここで取り上げた3社は、成功するかどうかはともかく、新時代に向けて行動を開始した経営姿勢はおおいに評価していいだろう。もっとも危ないのは、業態をまったく変えることができず、前進も後退もできない企業ということになる。

マクドナルドが「Suica」「nanaco」決済に対応、8月1日から

マクドナルドが「Suica」「nanaco」決済に対応、8月1日から

日本マクドナルドは8月1日より、「Suica」「Pasmo」などの交通系電子マネー、および「nanaco」決済に対応します。

新たに対応する電子マネーは次の10種類です。
nanaco
Kitaca
Suica
PASMO
TOICA
manaca
ICOCA
SUGOCA
nimocaはやかけん
全国2900のマクドナルド店舗が対象。なお一部店舗は対象外としています。

また、「Visa」「Mastercard」等のクレジットカード。および「Visa payWave」「Mastercard コンタクトレス」等のNFCによる決済サービスにも順次対応予定としています。

マクドナルドはこれまでも、電子マネーの「iD」や「WAON」「楽天Edy」には対応。一方で、利用者数の多い交通系ICカードや、外国人需要の大きいクレジットカード決済には対応せず、一部では不満の声もあがっていました。

トヨタの自動運転技術は遅れている? 他社と一線を画して慎重なワケ

トヨタの自動運転技術は遅れている? 他社と一線を画して慎重なワケ

トヨタ自動車は、「一般道」での自動運転技術の“実用化”を2020年代前半をめどにしているという。「高速道路」については、同時期に“商品化”することを表明している。しかし、他社のように高らかにアピールしていないため、テスラやグーグルなどの黒船にシェアをとられる?下請けになる?などの推測まで見られるのである。

■トヨタは自動運転技術に後れをとっているのか?

今秋発売予定のトヨタの最高級ブランド「レクサス」には、世界初となる安全・事故予防技術が採用されているという。高額な高級車であるからこそ、コストのかかる最新の技術を投入することができる。その裏をみると、トヨタが自律自動運転技術の分野でもトップランクの技術力をもっていることがうかがえるのである。

 ハイブリッド車の歴史を見ても、トヨタはすでに1970年代には実験的にセンチュリーやS800(通称:ヨタハチ)に積んで見せて、プリウスでの発表が1995年、実用車としての発売は1997年と、製造業の開発のスパンというのは何十年という長きにわたっているということがわかる。表には出ないがじっくりと研究開発は進んでいるのだ。(8月4日〜6日開催のオートモビルカウンシル2017では、ハイブリッド試作車S800を展示)

 このことから、自動運転技術について、決してトヨタが後れをとってはいないとみるのが正しいだろう。トヨタ幹部も、他社が採用している自動運転技術について現段階でも上回っている、と言及しているようだ。

■なぜトヨタは自動運転に慎重なのか?

端的に言うと「実用化」、これが難しいのが現実の社会である。IT産業ではアイデアだけで通用する場合があるが、自動車産業ではそうはいかない。 優良企業のタカタがエアバッグの不良で倒産まで追い込まれてしまったのも、1つは「実用化」の難しさにある。

 テスラが自動運転車で事故を起こしたことがニュースになったが、「自動運転」という括りが未だ不明確であることが問題になっている。アメリカ運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)が設定しているレベルによっては、人間がハンドルを握っていなくてはならない「運転支援」から「完全な自動運転」まで幅がある。

 メーカーがどの程度を自動運転と設定するのか、ユーザーが自動運転をどの程度と認識しているのか。これが明確になっていないと、とんでもない誤解が生じてテスラのような事故を起こしてしまうこともある。また、法整備が整っていなければ、メーカー、ユーザー(消費者)どちらの責任なのかも不明確になって、社会に混乱をきたしてしまう。事故が多発してメーカーの責任となったときには、タカタの後を追うことになるのである。

 このようなことをわきまえているのがトヨタである。品質保証の常道に従い“より確実に、効率良く”なった技術を世に送り出せるようになるまで、じっと機を待っているのだろう。これが社会インフラ当事者の責任なのかもしれない。

毒物カレー事件19年 「何を言うてもだめや」林真須美死刑囚、家族に弱音 面会の息子には涙ぐむ

毒物カレー事件19年 「何を言うてもだめや」林真須美死刑囚、家族に弱音 面会の息子には涙ぐむ

和歌山市で平成10年7月、夏祭りのカレーを食べた住民4人が死亡、63人が急性ヒ素中毒となった毒物カレー事件は25日、発生から19年を迎えた。

 3月に和歌山地裁に再審請求を棄却された林真須美死刑囚(56)=殺人罪などで死刑確定=は、決定を不服として翌月に大阪高裁に即時抗告。再審無罪に向けて執念を燃やすが、家族には弱気な一面も見せる。一方で、被害者や家族の苦痛は今なお続いている。

 大阪拘置所に在監中の林死刑囚と、夫の健治さん(72)は5、6月に面会した。再審請求が棄却されたことに林死刑囚が「何を言うてもだめや」と弱音を漏らした、と振り返る健治さんは「外からではどうすることもできないのが歯がゆい」と心境を語った。

 事件当時、まだ小学生だった長男(29)は林死刑囚と手紙のやりとりを続け、6月に面会。ふっくらとしていた体がやせ細り、白髪が目立つようになったのが印象的だったと語る。林死刑囚は「一度、事件から距離を置いて自分の人生を歩んでほしい」と涙ぐんだという。

 事件の現場周辺では現在も、精神的な苦痛に苦しむ被害者や家族が少なくない。娘がヒ素入りのカレーを食べた住民男性(70)は「今でも各地で事件が起きるたびに、カレー事件と重ねてしまう」。また、亡くなった林大貴君=当時(10)=が通っていた市立有功(いさお)小学校では、今でも給食にカレーを出していない。

毒物カレー事件

平成10年7月25日、和歌山市園部の自治会の夏祭りで提供されたカレーにヒ素が混入され、4人が死亡、63人が急性ヒ素中毒になった。和歌山県警は近くに住む林真須美死刑囚を殺人容疑で逮捕。無罪を主張したが、和歌山地裁は14年に死刑判決を言い渡した。林死刑囚は控訴、上告したものの21年に死刑が確定。同年7月に申し立てた和歌山地裁への再審請求も今年3月29日に棄却された。翌月、決定を不服として大阪高裁に即時抗告している。

ヒアリの天敵「ゾンビバエ」が怖すぎる 生きたままヒアリの脳を食べ、生首ポロリ!

ヒアリの天敵「ゾンビバエ」が怖すぎる 生きたままヒアリの脳を食べ、生首ポロリ!

「地球ドラマチック」(NHKEテレ)2017年7月22日放送
増殖中!ヒアリ 大地を支配!毒針の脅威

ヒアリが日本各地で次々と発見されている。日本では人間を刺す被害ばかり強調されているが、米国や豪州などすでに増殖している国々では農業や産業への甚大な被害が深刻化している。

ヒアリの学名はソレノプシス・インヴィクタ。「インヴィクタ」とはラテン語で「攻略不可能」という意味だ。増殖を食い止めるカギが実はある。その名も「ゾンビバエ」というヒアリよりさらに恐ろしいヤツ。毒には毒の作戦は成功するだろうか。

南米ではヒアリより獰猛なアリがゴロゴロ

番組スタッフは、ヒアリの本来の生息地・南米アマゾンのジャングルを訪ねた。だが、現地の人々の間では、とりたてて「危険なアリ」として問題になっているわけではない。ヒアリ以外にも攻撃的なアリが多いからだ。もっと獰猛なグンタイアリやハキリアリなどだ。さらに、のちに紹介するが、恐ろしい天敵「ゾンビバエ」がいる。ライバルが多いためヒアリだけが生態系を破壊するほど増えることがなかった。ところが1900年代半ば、ヒアリが貨物船に運ばれ、米国に上陸したことから状況は一変した。ライバルのいない土地でヒアリは猛繁殖を始めた。北アメリカを席巻してフィリピン、中国、タイ、オーストラリア、そして日本に侵入した。

ヒアリを30年間研究しているテキサス大学のミッキー・ユーバンクス博士が、ヒアリの環境への高い適応力能力を実験で見せた。川の中にヒアリの群れを放つと、ヒアリが集まっていかだのようになり水に浮かぶ。1匹1匹が強いあごを使ってつながり合い、布のようにしっかりした塊になるのだ。博士がそれをピンセットで持ち上げたり、網ですくったりしても崩れない。そして、その上に卵や幼虫、女王アリを乗せて守る。だから、洪水も乗り切ってしまう。もともと生息地のアマゾンでは頻繁に洪水が起きていた。

ユーバンクス博士「いかだを作っている働きアリの中には途中で溺れ死んでしまうものもいます。仲間のために命を犠牲にするのです。このような行動はアリやハチの世界でよく見られるものです。いかだが安全な場所にたどり着くとヒアリは水から上がり、新たな棲みかを見つけるため移動し始めます」

ヒアリはもともと湿気の多い熱帯雨林に生息したが、様々な環境に適応することができる。氷点下10度になる寒冷地にも巣を作る。都市部でも手頃な土地さえあれば、たちまち巣を作る。1つの巣には25万匹のヒアリが住むことができる。そして、巣と巣を結ぶため地中にトンネルを張り巡らせて、一大コロニーを作る。1つのコロニーが数百万匹になる地下帝国の例もある。その際、ヒアリが好むのはトンネルを掘りやすい土、つまり人間の手で掘り返された柔らかい農地だ。

ヒアリは縄張り意識が強く、近づいた生き物はすべて抹殺

ユーバンクス博士「ヒアリは縄張り意識が非常に強く、縄張り内の生き物はすべて攻撃してエサにします。そして、縄張りに侵入しようとするものは、人間でも他の昆虫でも、何が何でも排除しようとします。ヒアリは巣の中心から偵察を出します。偵察は地下のトンネルを通って縄張りのあちこちに向かいます。ヒアリは在来種のアリより小さいものの、遥かに攻撃的でほとんどの場合、相手を打ち負かしてしまいます」

ヒアリが自分より10倍以上大きなアリの巣を攻撃する映像が凄まじい。アゴを使って敵にしがみつき、お腹の先にある毒針を何度も刺す。先端がギザギザになっており、毒はスズメバチと同じくらい強力だ。戦いが始まるとヒアリは体からニオイを出し、仲間に応援を求める。圧倒的な数のヒアリに囲まれ、大きなアリはなすすべもなく次々と殺されていく。ヒアリに刺されると、スズメバチなどと同様、強いアレルギー反応を起こし、命を落とす危険性がある。だから米国では、ヒアリの生息地では子どもに公園で遊ばないよう、注意を呼びかけている。日本でもヒアリの生息地が拡大すれば、花見シーズンに公園でしゃがむ文化が消える可能性がある。

ヒアリと言えば、日本では人間が刺される心配ばかり強調されるが、米国で深刻なのは、産業や農業への打撃だ。ヒアリが発電所などにコロニーを作り、電気回路に入り込み、ショートさせてしまうからだ。変圧器や信号灯、空港のライトなどが故障し、住宅が火事になったケースもある。工場の操業がストップする例も珍しくない。被害額は毎年数百億円にのぼり、産業界には「ヒアリを根絶すべきだ」という声が高まっている。

農業の敵アブラムシと共生し、農家を泣かせる

農業の方は被害額が毎年数千億円に達する。農業関係者がヒアリを恐れるのは、農作業中に刺されるだけでなく、農作物に被害が及ぶからだ。特に深刻なのはヒアリに作物の芽が食いちぎられること。さらに、ヒアリは農業にとって害虫であるアブラムシと共生関係にある。ヒアリはアブラムシが出す甘い露を食料とし、代わりにテントウムシなどの天敵からアブラムシを守る。ヒアリとアブラムシが共に増えることで農作物への被害がいっそう拡大する。ヒアリが多い米国南部の州では農作物の品質と生産量が大きく減少したため、米政府は毎年10億ドル以上の補助金の出費を強いられている。

そこで、米政府がヒアリ対策に注目しているのがヒアリの天敵、その名も「ゾンビバエ」(非常に小さなノミバエの1種)という恐ろしい寄生ハエだ。米農務省農業研究局のサンフォード・ポーター博士は、ゾンビバエの専門家だ。

ポーター博士「ヒアリの本来の生息地であるアマゾンでは、生息密度は米国の5分の1から10分の1です。アマゾンにはヒアリの天敵のゾンビバエがいるからです。ゾンビバエを米国でも増やすことができれば、米国をヒアリの被害から永久に救うことができます」

ヒアリの脳を食べながら生かしておくゾンビバエ

ゾンビバエは、ヒアリよりはるかに小さいが、恐ろしい能力を持っている。ゾンビバエの腹部には曲がったトゲのようなものがあり、このトゲをヒアリの体に突き刺して一瞬のうちに卵を産み付けることができる。1匹のハエの体内には約200個の卵がある。ゾンビバエの卵がヒアリの体内で孵化して幼虫になると、ヒアリの体液を吸って成長し、息の根を止めるのだが、その方法が何とも不気味だ。

ポーター博士は、実験室でゾンビバエがヒアリの群れを攻撃する様子を見せた。ゾンビバエがヒアリの上を飛び回ると、ヒアリはパニックを起こす。あごをゾンビバエに開いて威嚇するが、ゾンビバエは一瞬のすきをついてヒアリの背中にトゲを刺す。卵が注入されたのだ。ここから先はCG(コンピューターグラフィック)の映像。孵化したゾンビバエの幼虫は、ヒアリの体液を吸いながらヒアリの頭に向かって移動する。幼虫が2週間かけて頭に到着する間、ヒアリの行動には特に変わった様子は見られない。

しかし、頭に入り込んだ幼虫はヒアリの脳を食べる。そして酵素を分泌してヒアリの首をポロリと落としてしまう。その落ちた頭の中から成長したゾンビバエの成虫が現れる映像(実写)はかなりグロい。

ポーター博士「興味深いのは、幼虫がヒアリの頭の中で成長し始めると、ヒアリの行動までコントロールしてしまうことです。脳を食べられたヒアリは、死んだのも同然なのに動いています。ゾンビのようなものです。ゾンビバエという名前はそこから付けられました。幼虫が成虫になると、別のヒアリに卵を産みつけ、ヒアリの数は次第に減少していきます。このように害虫を駆除する昆虫を生物農薬と呼びます。ヒアリが減少すれば産卵場所を失ったゾンビバエも自然に数が減るため、生態系のバランスを乱す心配はありません」

しかし、効果の及ぶ範囲が狭いため計画を成功させるには大量のゾンビバエを放つ必要がある。そのゾンビバエの確保が今後の課題だ。

女王アリが数万匹もいるスーパーコロニー ヒアリ

米国同様、ヒアリの増殖が大問題になっているオーストラリア。ヒアリ対策の先頭に立っているのがプリンスペン・バイオセキュリティーのロス・ワイリー博士だ。博士は、ヒアリにも2タイプいることを発見した。女王アリが1匹だけの「単女王制コロニー」と、数十〜数百もの女王からなる「多女王制コロニー」の2種類がいる。両方ともやっかいな性質を持っている。

単女王制コロニーは他のコロニーを嫌い、互いに離れた場所に生息する傾向がある。そのため女王は数キロの距離を飛んで、あちこちに分散し自分のコロニーを作る。つまり生息地がどんどん広がってしまうのだ。一方の多女王制コロニーでは、多くの女王が一緒に暮らす。女王に飛行能力がなく、生息地は広がりにくいが、コロニーの密集度が驚くほど高くなる。1匹の女王は1日に約100個の卵を産む。ヒアリがコロニーを作る1ヘクタールの土地に9万匹の女王がいる可能性があるから、そのコロニーでは毎日900万匹も増えている計算になる。驚異的な繁殖力だ。多女王制コロニーでは、人間が知らないうちに土を掘り起こして女王ごと別の場所に運び、生息域が一気に広がる危険性がある。警戒が必要なのは多女王制コロニーなのだ。

そのため、ワイリー博士らはヘリコプターに搭載された熱探知カメラで、空から地下に隠れたヒアリのコロニー見つけだす計画を進めている。番組では実際に駆除する作業に同行した。コロニーを見つけると、まず棒でつついてトンネルを塞ぎ女王アリが逃げられないようする。巣の中に殺虫剤を散布、薬品が隅々までいきわたるようにする。その後、オフロードカーで周辺にヒアリが好む物質を混ぜた薬品入りのエサをまく。万が一、女王が駆除を逃れた場合の予防策だ。働きアリは喜んで巣に持ち帰る。女王アリがこれを食べると薬の作用で卵が産めなくなり、繁殖能力を失ったコロニーはやがて消滅することになるという寸法だ。このほか、オーストラリアでは、ヒアリのニオイを40メートル先からかぎわける「ヒアリ探知犬」も活躍している。
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