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フリマアプリでヤミ金横行、監視逃れで「隠語」

フリマアプリでヤミ金横行、監視逃れで「隠語」

スマートフォンで中古品などの売買ができる「フリマアプリ」を悪用し、利用者が事実上のヤミ金融を営むケースが相次いでいる。

 1万円札などを高値で売ったり、品物の売買を装って金をやり取りしたりする手口で、先月、警察が初めて違法貸し付けと認定し、利用者4人を逮捕した。運営側は現金出品を禁じる対策に乗り出したが、監視逃れの新手法も次々登場し、イタチごっこが続いている。

 「銀貨売ります」。京都府警に先月16日、出資法違反(超高金利)容疑で逮捕された自営業の男(57)はフリマアプリの代表格「メルカリ」で、コインの出品を装って融資を受けたい人を募っていた。

 仕組みはこうだ。「銀貨」は、貸し付けを行っていることを示す隠語で、1枚が1万円に相当する。これを知る利用者は借りたい額にあたる枚数分を、クレジットカード払いか携帯電話使用料との一括払いで購入。男はメルカリを通じて通知された購入額から、同法が定める法定利息(1日当たり0・3%)の3〜4倍近い利息を差し引いた現金を用意し、銀貨の代わりに郵送していた。

ロシア極東に登場したラーメン店で驚いたコト 「水が無料なんです」

ロシア極東に登場したラーメン店で驚いたコト 「水が無料なんです」

ロシア極東のウラジオストクでこの秋、日本のラーメン店が入れ替わりで試験営業する機会があった。宮城県からは仙台市の名店「麺屋政宗」が登場。店側が異国の地での手応えを得るとともに、現地在住の日本人の反応も上々だったようだ。

 ラーメン店の試験営業は日本政府がが示した経済協力プランに沿ったもの。農林水産省がウラジオストク中心部のビルの一角を借り、調理機器をそろえた。伸和ホールディングス(札幌市)が運営する「ラーメン鶏源」、「麺や琥張玖」(同)、アール(宮城県名取市)の「麺屋政宗」、なりたけ(千葉市)の「こってりらーめん なりたけ」が入れ替わりで出店した。

 「しょうゆラーメンお待たせしました」

 ロシア人の女性店員が湯気の立つどんぶりを次々と運ぶ。主に調理するのは日本人だが、麺の湯切りなどは、調理免許を持つ現地スタッフが担当することもある。

 出店した仙台市の「麺屋政宗」は約20席の店内を満席にした。魚介系のスープがベースのしょうゆラーメンは1杯600ルーブル(約1200円)。現地のランチ相場としては、やや割高だが、運営するアールの丹野浩行代表取締役は「材料の運搬をするにはアクセスが良く、人件費も安い。採算にめどが立ちそう」と語った。

 海外長期滞在者にとって、日本食レストランの存在は貴重だ。言語、生活文化、交通手段、食習慣…。慣れない生活のなかで、ふと母国、そして母国の味が恋しくなる瞬間が、誰しもあるものだ。

 極東連邦大学(ウラジオストク)国際関係学部4年の小泉悠さん(22)は、ウラジオストク滞在5年目。たまには日本食が食べたくなるときもあるという。小泉さんは「麺や琥張玖」を訪れた。

 注文したのは味噌ラーメン。1杯500ルーブル。日本円で1000円弱だ。

 「麺もスープも日本のものと変わらないし、味はよかったけど、量は少なく感じた」。ロシア人の友人にとっては「麺は固めに感じた」という。

 日本人店員がいたこともあって、サービスも一般的な日本の店舗と変わらない。印象に残ったのは水が無料だったことだという。ウラジオストクにある別のラーメン店では、水は1杯目が無料だが、2杯目以降は料金がかかり、別のドリンクを勧められることもある。水が何杯でも無料なのは日本に住んでいれば当たり前と思いがちだが、海外では事情が違う。こうした何気ないサービスが「ロシアでは貴重」と感じるという。

 日本食レストランで「ラーメン」を注文すると、似ても似つかない“現地化”した料理が運ばれてくることも少なくない。小泉さんの「琥張玖」への総合評価は、「キリル文字の“ラーメン”ではなく、カタカナで書く“ラーメン”」。本物の味、ということだ。

 「ラーメンが食べたいときにそれなりの価格で食べられるのはありがたい」

 長期滞在者には恋しい母国の味。現地の食を堪能するのはもちろんだが、ほっと一息つける“舌のよりどころ”が増えることを、在外邦人は願っている。

「イオンのお葬式」に措置命令=「不要の追加料金」請求4割―消費者庁

「イオンのお葬式」に措置命令=「不要の追加料金」請求4割―消費者庁

新聞広告に「追加料金不要」と掲載しながら実際には別料金が掛かるケースがあったとして、消費者庁は22日、イオングループの葬儀会社「イオンライフ」に対し、景品表示法違反(有利誤認)で再発防止を求める措置命令を出した。

 
 消費者庁によると、同社は3〜5月、全国紙3紙計400万部に「イオンのお葬式」との名称で広告を掲載。税込みで19万8000円、34万8000円、49万8000円の三つの料金プランを提示し、「追加料金不要」と記載した。しかし、全体の4割ほどで追加料金が発生し、苦情が寄せられていた。

加熱式たばこ 飲食店など原則禁止で検討

加熱式たばこ 飲食店など原則禁止で検討

いわゆる「受動喫煙防止法案」で、厚生労働省は、加熱式たばこも飲食店などでは原則、禁止する方向で検討を進めていることがわかった。

厚労省は、受動喫煙の対策を強化する法案を検討しているが、アイコスやプルーム・テックといった、火を使わない加熱式たばこも紙巻きたばこと同様、飲食店などでは原則、禁止する方向で検討を進めている。

加熱式たばこは電気式の器具でニコチンを含む蒸気を吸うもので、売り上げがたばこ市場の1割を超え、人気が高まっているが、長期的な健康への影響はわかっていない。

厚労省は今後、与党と調整し、来年の通常国会に法案を提出したい考え。

日本企業に人民元債発行を解禁へ、22日に日中当局が合意=関係筋

日本企業に人民元債発行を解禁へ、22日に日中当局が合意=関係筋

日本企業が中国本土で人民元建て債券を発行できる見通しになった。金融庁と中国の財政省が22日、人民元債発行の認可に必要な情報を交換する枠組み構築で合意する。複数の関係筋が21日、明らかにした。

今回合意する枠組みの中で交換する情報には、会計監査法人の監督や検査に関することが含まれる。

これにより、日本企業が中国本土で人民元建て債券を発行できる制度的な環境が整うことになる。これまでは日本企業の現地法人は元建て債券を発行できたが、日本の企業本体は発行できなかった。

関係筋によると、日中関係の改善を受け、金融庁は水面下で中国当局と協議してきた。日本の金融機関では、三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行が人民元建て債券の発行を中国当局に申請している。

新生銀、「レイク」融資停止 消費者金融に切り替え

新生銀、「レイク」融資停止 消費者金融に切り替え

新生銀行は21日、銀行カードローン「レイク」の新規融資をやめると発表した。レイクは同行の消費者ローンの主力事業で、今後はグループ会社「新生フィナンシャル」の消費者金融事業に切り替える。

カードローンは消費者金融のような融資額の上限規制や広告規制がなく、過剰融資への批判が強い。新生銀は規制が緩いカードローン事業を消費者金融に切り替え、批判に対応する形だ。工藤英之社長は記者会見で「世の中の議論を踏まえた対応。責任ある貸し手として市場の健全な形成に寄与したい」と述べた。

 消費者金融への切り替えは来年4月をめどとする予定で、その後は若年層向けに事業展開する。融資審査に人工知能(AI)などを活用する。「レイク」のブランドを続けるかは未定。レイク以外の消費者ローンでは、カードローンの「新生銀行スマートカードローンプラス」、子会社の消費者金融「ノーローン」があり、今後も続ける。

 新生銀行は2011年に子会社が「レイク」ブランドで行っていた消費者金融事業を吸収し、カードローン事業として展開してきた。新生銀行グループ全体の無担保ローン残高は17年9月末時点で5080億円で、レイクは2670億円。

関 光彦 市川一家4人殺人事件

関 光彦 14時間で一家四人を殺害

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19歳未成年でありながら、関 光彦には異例の死刑判決

関光彦は元々が相当なワルで、暴力・盗み・強姦などは当たり前で、ケンカ用にナイフや警棒などを持ち歩いているほどだった。母や弟などは容赦なく殴り、祖父の金を盗んだ時には、そのことで怒った祖父に逆に腹を立て、祖父の顔面に蹴りを入れて眼球を破裂させ、祖父を失明させたこともある。

18歳の時(平成3年3月)千葉県船橋市内で一人暮らしを始める。同年10月25日、市川市内のフィリピンパブでホステスをしていたエリザベスという女性とフィリピンで結婚する。

関光彦19歳の平成4年 市川一家4人殺人事件

元々の事件の発端は、2月6日、光彦が市川市のフィリピンパブの顔なじみのホステスを連れ出し、自宅に二日間監禁したことに始まる。

翌々日の8日、二人のホステスは泣きながら店に戻り、光彦に監禁されたことを経営者に報告する。怒ったパブの経営者は、知り合いのヤクザに光彦の落とし前をつけてくれるように頼んだ。この日から光彦はヤクザに追われることとなる。 

11日、光彦はイライラしての行動か、東京都中野区の路上を歩いていた24歳の女性を襲い、鼻の骨を折るなどの怪我を追わせ、車に連れ込んで自宅に監禁し、強姦する。

一家四人殺害 事件の流れ 関 光彦

そしてその翌日の12日。後に自分の家族四人を惨殺されてしまう「15歳の少女」はこの日、関光彦に出会ってしまう。

光彦は買い物帰りの少女の自転車にわざと車をぶつけ、車で病院に連れて行った後、自宅に送ってあげるふりをして自分の家に少女を連れ込み、監禁して強姦した。

その際、少女の生徒手帳から名前と住所を書き写し、誰にもしゃべるな、と脅しをかけた。

くしくもこの日の夜、光彦は暴力団組長から呼び出しをくらい、先の、ホステスを監禁した件で売上損失分と慰謝料として200万円払うように強制された。もちろん断ることも出来ないし、そのような金を持っているはずもない。

月は変わって3月5日。連日ヤクザに激しい追い込みをかけられていた光彦は、すでに家に帰ることも出来なくなっていた。ここで光彦は、先日住所を書き留めておいた少女の家に押し入り、金を強奪することを思いつく。

平成4年3月5日午後5時ごろ。

光彦はその少女一家が住むマンションに押し入る。その時マンションにいたのは少女の祖母(83)一人だけであった。光彦は通帳を出すように迫ったが、拒否されたため祖母の首を電気コードで絞めて殺害した。

光彦はそのままマンションに居座り、他の家族が帰って来るのを待った。そして約二時間後、少女(15)と母親(36)が一緒に帰ってきた。

包丁をつきつけ「騒ぐと殺す」と脅し、母の首を後ろからつかみ、「黙ってうつぶせになれ」とうつぶせを強要。母が背中を見せたところを容赦なく包丁でメッタ刺しにして殺害した。光彦は床に流れた血を少女に掃除するように命じる。恐怖で凍りつきながら少女は黙々と掃除を行った。

間もなく4歳の妹が保母さんに連れられて帰ってきた。光彦はこの時点で二人殺しておきながら、少女に命じて食事を作らせ、光彦と少女と妹の三人で夕食を食べた。

間もなく妹は「おばあちゃんが寝てるから私も、もう寝る。」と言っておばあちゃんの部屋に入った。妹は、おばあちゃんが殺されているとも気づかず、遺体のそばで眠りについた。

通帳と印鑑の場所は父親しか分からない。光彦は父親が帰ってくるのを待つ間、少女に襲いかかり、強姦を始めた。

間もなくして父親が帰ってきた。いつもより早い帰宅だった。強姦の途中ではあったが、光彦は包丁を持って父親を待ち伏せ、いきなり左肩の辺りに包丁を突き刺した。

悲鳴を上げて父親が床に倒れる。

「現金でも通帳でもいいから200万出せ!」

倒れた父親を足蹴にしながら光彦が叫ぶ。父親は家族を守るため、通帳と印鑑の入った引き出しを教えた。口座に入っていたのは、銀行と郵便局を合わせて約360万。

「もっとあるだろう!」欲にまみれた光彦は更に上を要求した。

「(会社の)事務所に通帳と印鑑がある・・。」重症を負いながらも父親は答えた。

「取りに行くぞ! 親父の会社に電話しろ!」
もはや抵抗する気力の失せていた少女は、言われるままに父親の勤務先である編集プロダクションに電話し、これから通帳を取りに行くことを告げた。

会社に着くと父親の同僚たちが心配そうに事情を聞いてきたが、喋っては家に残っている父親と妹が殺されると思い、

「ヤクザがお父さんの記事が悪いと言ってお金を取りに来てるんです。通帳と印鑑があれば何とかなるからって・・。」とだけ言い、光彦のことは喋らなかった。

「大丈夫?」と聞かれたが「大丈夫です。」と答え、通帳と印鑑を受け取って会社を出た。

しかし少女が家に帰ってみると、無情にも父親はすでに殺されていた。一足先に帰った光彦がとどめを刺していたのだ。

朝になり、少女の家の電話が鳴った。昨日行った事務所の人が心配して電話をかけてきてくれたのだ。電話にはいったん出たものの、光彦に強引に切られてしまった。
「余計なこと話すんじゃねえ!」と、少女を怒鳴る。

怖がった妹が泣き始めた。「うるせえ!黙れ!」光彦は、泣いている妹に腹を立て、身体をつかんで背中から包丁を突き刺した。包丁は胸まで貫通した。

「痛い・・痛い・・」と苦しんでいる妹に対して、光彦は少女に「お前がとどめを刺してやれ!」と命令する。
しかし少女が硬直して動けないでいたため、光彦が首を絞めて殺した。

妹まで殺されて、少女はここで初めて光彦に抵抗したが、「お前も殺されてーか!」と、逆に包丁で腕や背中を切りつけられてしまった。

「殺される・・」
そう思った瞬間、突然家のドアがバーンと開き、警官隊が突入してきた。

さっきの事務所からの電話が不自然に切られたこともあって、事務所のスタッフが「様子がおかしい」と感じ、警察に通報していたのだ。現場に急行した警察官が外から様子を伺い、犯行を目撃した。そして事件と判断し、一気に室内に突入したのだ。

平成4年3月6日午前7時ごろ、ついに関光彦は現行犯で逮捕された。14時間における凶行は終わりを告げた。少女には毛布がかけられ救出されたが、祖母・母・父・妹は惨殺された。

逮捕された後も光彦は、平成元年年の綾瀬女子高生コンクリート詰め事件で誰も死刑になっていないことを引き合いに出し、「俺なんか楽勝でしょ。」などと語っていた。

「未成年が死刑になるはずがない。」、「とうとう少年院行きか。」ぐらいにしか思っていなかったというが、平成6年8月、千葉地裁が下した判決は死刑であった。

「金銭を工面するための犯行で動機に酌量の余地はなく、四人の命を奪った結果は極めて重大。犯行時、被告が少年だったことなどの事情を考慮しても死刑はやむを得ない。」

高裁、最高裁ともに上訴を棄却し、平成13年12月、死刑判決が確定した。「未成年であれば、どんな凶悪犯罪でも少年院で済む」と思っていた光彦の甘い考えは完全に覆(くつがえ)された。

元少年死刑執行 関係者の評価、分かれる

元少年死刑執行 関係者の評価、分かれる

千葉県市川市の会社役員一家4人殺害事件(1992年)で強盗殺人罪などで死刑が確定した関光彦死刑囚(44)ら2人の刑が19日午前、執行された。関死刑囚は事件当時19歳。20歳未満を適用対象とする少年法は、事件当時18歳未満だった少年の死刑を禁じているが、18、19歳は許容されている。同日の記者会見で執行を明らかにした上川陽子法相は事件の被害の甚大さなどから異例の執行を決断したとみられる。

 事件当時20歳未満の少年だった死刑囚に対する刑執行は20年ぶり。成人以上に慎重な判断が求められるだけに、関係者の評価は分かれた。

 犯罪被害者問題に詳しい諸沢英道・元常磐(ときわ)大学学長は「事件の動機や犯行手口の残虐性、社会に与えた影響、被害者感情を考慮すれば、今回の執行はやむを得ない。年齢だけで更生の可能性があると単純に捉えるのは間違い。今回の執行は評価できる」と話した。

 日本弁護士連合会死刑廃止等実現本部事務局長の小川原(おがわら)優之(ゆうじ)弁護士(第二東京弁護士会)は「少年は家庭環境や社会の影響を受けやすい一方で、成長によって変わりうる存在だ。少年時代に起こした事件の責任は、個人だけに問えるものではない。当時19歳の元少年への執行は望ましくない」と批判した。

 一方、関死刑囚の公判で弁護人を務めた弁護士は「コメントはしない」とした。

2人の死刑執行…一家4人殺害の元少年も

2人の死刑執行…一家4人殺害の元少年も

法務省は19日、千葉県市川市で1992年に会社役員一家4人を殺害するなどした関光彦てるひこ死刑囚(44)(犯行時19歳)と、群馬県安中市で94年に交際相手ら3人を殺害した松井喜代司死刑囚(69)の2人の刑を、同日午前に東京拘置所で執行したと発表した。

関死刑囚は3回目、松井死刑囚は4回目の再審請求中だった。死刑の執行は7月13日以来で、2012年以降の安倍政権下では12度目(計21人)。犯行時に少年だった死刑囚に対する刑の執行は、連続射殺事件で1997年に刑が執行された永山則夫死刑囚(犯行時19歳)以来。

 同省によると、これにより、執行されていない収容中の死刑確定者は122人となった。

 確定判決によると、関死刑囚は92年3月、市川市内の会社役員(当時42歳)の自宅に押し入り、役員の母(同83歳)を電気コードで絞殺。その後、帰宅した会社役員と妻(同36歳)を包丁で刺殺して現金や預金通帳を奪い、次女(同4歳)も包丁で突き刺して殺害するなどした。

 1審・千葉地裁は94年8月に死刑判決を言い渡し、東京高裁も支持。最高裁は2001年12月、「執拗しつようかつ残虐な犯行で、死刑はやむを得ない」として関死刑囚の上告を棄却した。

 松井死刑囚は1994年2月、交際していた女性(当時42歳)をハンマーで殴り殺し、女性の父親(同69歳)と母親(同65歳)の2人も撲殺。隣に住む女性の妹(同39歳)夫婦方にも侵入し、妹とその長女(同6歳)を殺そうと首を絞めるなどした。1審・前橋地裁高崎支部は同年11月、死刑判決を言い渡し、東京高裁も支持。最高裁は99年9月、松井死刑囚の上告を棄却した。

読売新聞は、罪を犯した未成年者について、少年の健全育成を目的とした少年法の理念を尊重し、原則、匿名で報道しています。しかし、国家が人の命を奪う死刑が執行された対象が誰なのかは重大な社会的関心事であるため、実名で報道します。

犯行時少年への死刑執行、永山死刑囚以来

犯行時少年への死刑執行、永山死刑囚以来

法務省が19日、5か月ぶりに死刑を執行したことにより、2012年以降の安倍政権下では12度目、執行は計21人となった。

 上川法相は記者会見を開き、「今回の2件は誠に身勝手な理由から被害者の人命を奪う極めて残忍な事案だった。執行はこれらを踏まえ、慎重にも慎重な検討を加えて命令した」などと述べた。

 この日、刑を執行された関光彦死刑囚(44)は、千葉県市川市で会社役員一家4人を殺害した1992年当時、19歳だった。強盗殺人や強盗強姦(ごうかん)など14の凶悪犯罪に手を染め、4〜83歳の男女4人の生命を奪ったことについて、96年7月の東京高裁判決は、「少年時の犯行だとしても、死刑はやむを得ない」としていた。

 犯行時少年への死刑執行は、97年の永山則夫死刑囚への執行以来、約20年ぶり。同省は犯行時少年に対する死刑執行に慎重な姿勢を取ってきたが、上川法相は、「犯行時に少年だったことについては執行の判断に関わる事項のため、回答を差し控える」と話した。
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