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殺人事件

宅間守の生涯【附属池田小事件 宅間守】

宅間守の生涯【附属池田小事件 宅間守】

takuma0022004takuma522e2fc4大阪府池田市の大阪付属大学池田小学校に出刃包丁を持った男が乱入。児童と教師の計23人が刺され、うち8人の児童が死亡した。殺人容疑で逮捕されたのは元学校職員の宅間守容疑者(37)。家庭や地域・職場でもトラブルの絶えない、悪評漂う男だった。

附属池田小事件 宅間守

次々に血に染まる白い制服、校舎を逃げ惑う子供たちの悲鳴、泣き声……。8日午前、大阪府池田市緑丘の大阪教育大教育学部付属池田小学校が、刃物を持った男に襲われた事件は、わずか15分の間に児童ら8人が刺殺される惨事となった。叫ぶような校内放送が流れ、校庭へ逃げだす子供たち。血まみれで動かない児童を抱きかかえる教師。負傷者が運び込まれた病院では必死の治療が続き、父母らはわが子の無事をひたすら祈った。

宅間守の犯行時は、悲鳴、パニック、無言の凶行

惨劇は突然起きた。「知らんおっちゃんが教室に入ってきた」。約15分間の無言の凶行。格闘の末、先生が男を取り押さえたが、8人の尊く幼い命が奪われた。悲鳴と泣き声で、教室はパニックとなった―。

 午前10時15分。学校では2時間目の授業が終わろうとしていた。1〜2年生6クラスが並ぶ三階建て校舎の一階。北側は廊下、南側は校庭に面している。宅間容疑者(37)は通用門に車を止めた。金色に染めた髪、白いシャツに緑のネクタイ。校庭を横切り校舎東端の2年東組に包丁を持って乱入した。

 「給食の人かな」。ある男児はそう思ったが、すぐに「違う」と考え直した。出刃包丁に気付いたからだ。「『ハァ、ハァ』と息が荒かった」と別の男児。佐藤裕之教諭(36)が「外に逃げろっ」と大声を出した。悲鳴を上げ走りだす児童たち。男は無言で、逃げ惑って転んだ児童を襲った。教諭がいすを投げつけ、男は校庭側のテラスに。4人が重軽傷を負った。

 次いで隣の2年西組。包丁の赤い血の色が岩崎真季教諭(28)の目に飛び込んだ。児童が次々に刺され、8人が死傷した。

 最も多い5人が犠牲になった、その隣の2年南組。既に休み時間で、教師の姿はなかった。そこを襲われた。「馬乗りで刺したとみられる傷もあった」と治療に当たった医師。

 「包丁で刺してる」。助けを求める児童の声に、花壇に水をまいていた担任の河上洋介教諭(27)は教室に向かった。佐藤教諭と田辺義朗教諭(28)が懸命に男に追いすがるが、田辺教諭は刺され大けがをした。

 無人だった2教室を飛ばし、男は西端の1年南組へ。音楽室で授業を終え、惨劇を知らないまま児童は教室に戻ろうとしていた。男児の1人は「教室に入ると、友達が倒れ『痛い、痛い』と泣いていた」。床は血の海。「入っちゃ駄目。逃げなさい」。先生の声に夢中で飛び出した。

 背中を切られながらも、同教室内で河上教諭が包丁を持つ宅間容疑者の右手をつかんだ。顔を切られながらの格闘。矢野克巳副校長(43)が加勢し、包丁を取り上げ足を押さえつけた。10時25分ごろのこと。ふっと同容疑者の力が抜け、「しんどい、しんどい」と2回つぶやいた。凶行の間に、副校長らが耳にした同容疑者の唯一の言葉だった。
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小さな命を奪った 宅間守

木曽友香ちゃん(7つ) 将来の夢は花屋さん。自宅の庭のミニトマトやナスの世話をしていた。7月の塾の合宿を楽しみにしていた。昨年の合宿で食べ過ぎて体調を崩したので、「今度は注意する」とかわいらしく話していた。最近、一輪車に乗れるようになったのをとても喜んでいた。

塚本花菜ちゃん(7つ) お母さんに付き添って華道教室に通い「花が大好きで、わたしもいつか華道を習いたい」と話していた。母親といつも手をつないだり、一緒に縄跳びをしたり、゛お母さんっ子″だった。

本郷優希ちゃん(7つ) お絵かきが大好きで、幼稚園の卒園アルバムには、花に囲まれた自分の似顔絵をフェルトペンで一生懸命かいた。似顔絵の横に「お花屋さんになりたい」。

森脇綾乃ちゃん(7つ) 毎週、体操の教室に通い、トランポリンや鉄棒を練習していた。音楽教室にも通い、友達と励まし合いながら7月の電子ピアノの試験に向けて頑張っていた。自分も小さいのに、頑張って2歳の妹を抱き上げ、ぐずる様子を母親に楽しそうに話した。

酒井麻希ちゃん(7つ) プールの帰りに近所の小さい子にあめをあげたり、面倒見のいい、優しくてしっかりした子だった。パソコンが得意で、同級生にお絵かきソフトの使い方を教えてあげた。友達と一輪車を競い合っていた。

猪阪真宥子ちゃん(7つ) 12月のピアノの発表会に向けてメヌエット(舞曲)の練習を始めたばかりだった。以前の発表会で頭に白い大きなリボンを付けておめかしした。夏休みにユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)に遊びに行くのを楽しみにしていた。

山下玲奈ちゃん(8つ) 歌が大好きで、宇多田ヒカルさんの歌を全部歌えた。単身赴任の父親に電子メールで「(ハワイ旅行の)チケット取れたんだって。とってもうれしい。ぱぱちゃまの大好きな玲奈」と送った。家族でUSJに行った時は「急流下りが楽しかった」。

戸塚健大君(6つ) 生まれた時は人より小さかったが、健康に大きく育った。友達とよく鬼ごっこしたり、一緒にふざけあっていた。駆けっこがとても速いし、サッカーも得意。昆虫好きで、カブトムシを育てるのに夢中だった。「何をやっても上手で器用」と評判だった。

 ―全ては叶わない夢、永遠の夢へと化した―

人を不幸にする性格の宅間守

「息子が事件をおこす前兆はありました。20歳のころに病院の屋上から飛び降りて死にかけたんです。あのとき死んどってくれたら、今回の事件はおこてへん。ワシは当時、家内と話しとったんや。『このまま死んどってくれたほうが苦労せんとにな』って」

 宅間守容疑者の年老いた父親は、凶行から8時間たった6月8日夜、兵庫県内の自宅で報道機関の質問に淡々と語り始めた。

 「そのとき守は精神病院に入院しとったんですが、4階建ての建物の屋上から、金網の柵を乗り越えてふらっと飛び降りた。ところが、運良く下のガレージの屋根がクッションになって助かった。そのまま命を永らえたから、今日の結果になってしもうたんや。ワシの悪い予感があたってしもうた」

 宅間容疑者は精神病院を退院後、他人の車を傷つけるという事件を起こした。

 「自分が運転しているとき、対向車のヘッドライトが上向きになっていて、ギラギラまぶしかったらしい。それに怒って相手の車を追いかけて、殴り合いのケンカをしよったんです。守は持ち合わせていたキリ(工具)で、相手の車の天井をべコベコにした。もちろん警察沙汰になった。ワシは異常な話やなと思ったから、精神病院に引っ張っていって入院させてくれと頼んだんです。けど、あかなんだ」

 父親によると、そんな宅間容疑者が始めて警察に逮捕されたのは、この「べコベコ事件」の2年後のことだという。

 「あの野郎が警察の検問を突破して逃げよったんです。警察がパトカーで追いかけてくると、阪神高速を猛スピードで逆走して逃げたんや。そのときは一応逮捕されたけど、結局、何の処罰も受けなんだ」

 粗暴な性格は何もこのころに始まったものではなかった。中学生時代の同級生はこう語っている。

 「昔からあいつは、生きてるもんを殺すのが好きやったんや。ほら、教室とかに虫がでたりするでしょう。あいつは先頭にたって殺しよったわ。いつだか体育祭の練習のときにヘビがでてな。みんなが悲鳴あげよるのに一人でせっせと捕まえよる。女生徒が『カッコええ』って冗談半分に言うと気を良くしたんかしらんけど、今度はヘビの頭の部分をギュッと締めよった。バキバキって音がしてヘビは死によった。周りのみんなは引いとったな」
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宅間守の生涯【略歴】附属池田小事件 宅間守

1963年11月 兵庫県伊丹市で生まれる。
  81年 3月 兵庫県立尼崎工業高校を中退、ガソリンスタンドに勤務する。
  81年11月 航空自衛隊に入隊、小牧基地第一輸送航空隊に配属される。
  83年 2月 本人の意思で除隊。
  85年から 婦女暴行事件で有罪判決、3年間服役。
  90年 6月 Aさんと結婚。
  90年 9月 Aさんと離婚。
  90年10月 Bさんと結婚。
  93年 7月 伊丹市交通局に採用。
  94年 9月 Bさんと離婚。
  95年 5月 同僚とけんか、訓告処分。
  95年11月 市バス清掃係の女性と養子縁組。
  96年 8月 女性客に対して暴言、減給処分。
  97年 1月 市バス清掃係の女性との養子縁組を解消。
  97年 3月 Cさんと結婚。
  98年 4月 伊丹市立池尻小学校の技能員に移動。
  98年 6月 Cさんと離婚。
  98年 8月 Cさんに復縁を迫って殴り、逮捕。
  98年10月 Dさんと結婚。
  99年 3月 薬物混入事件で逮捕、同時にDさんと離婚。
  99年 4月 薬物事件について精神障害を理由に不起訴、その後、5月まで措置入院。
伊丹市から分限免職処分。
  99年 5月 自己破産を申請。
  99年 9月 元養母宅への住居侵入で逮捕されるも精神障害を理由に不起訴、その後、措置入院。
  99年12月 Cさんとの離婚無効確認訴訟を起こす。
2000年 9月 タクシー会社に入社、タクシードライバーとして勤務。
  00年10月 ホテル従業員の注意に腹を立て暴行、逮捕。
タクシー会社を解雇。
  01年 1月 元養母を相手に損害賠償訴訟を起こす。
大阪小学校児童殺傷事件 吉岡守(旧姓 宅間)

三重・中3殺害 絞れぬ犯人像 突発的犯行、慌てて逃走か

三重・中3殺害 絞れぬ犯人像 突発的犯行、慌てて逃走か

20130905-00000022-asahi-000-2-view三重県四日市市立中学3年の寺輪(てらわ)博美さん(15)が殺された強盗殺人事件は、遺体が発見されてから5日で1週間を迎えた。県警特別捜査本部は93人態勢で捜査を進めるが、今のところ犯人に結びつく有力な情報はないという。特捜本部は今後、専従捜査員を約20人増やして聞き込みの範囲を拡大、目撃者がいないかどうかを調べる。

■足取り

 8月25日午後11時ごろ、複数のドライバーが県道を歩く寺輪さんとみられる女性の姿を目撃している。最後の目撃証言から遺棄現場の空き地まで約400メートル。現場までの数分間の寺輪さんの状況が分かっていない。

 午後11時前に空き地前の小道に入っていく白い軽乗用車が目撃されているが、犯人につながるかどうかは不明だ。

 この日、花火見物をした寺輪さんは午後10時34分にJR朝日駅で下車。駅の防犯カメラの解析では、寺輪さんと友人のほかに女性3人が列車から降りた。友人と別れた駅近くのスーパーの防犯カメラには、友人の姿だけが映っていた。

 現場の空き地付近を夜間に歩く人は皆無に近い。捜査関係者は、犯人がスーパー付近で1人で歩く寺輪さんを見つけ、後を追った可能性を指摘している。

■遺留品

 「不可解な点が少なくない」。犯人が自分に結びつく物証を隠そうとした形跡がないことから、捜査関係者の一人はそう話す。

 遺体周辺からは、寺輪さんの衣服や手提げかばんなどが見つかった。犯人が触った可能性がある財布やスマートフォンには複数の指紋があったものの、拭き取った跡がないことが分かっている。財布の現金が全て抜き取られていたが、レシートやポイントカードは残っていた。

 ある捜査員は「素人の突発的な犯行ではないか。被害者が死亡して驚き慌てて逃げた可能性がある」と指摘する。

■犯人像

 あるベテラン捜査員は「複数犯なら、より人目に付かない場所に遺体を捨てることもできたはずだ」として単独犯説を唱える。別の県警関係者は、犯行に車が使われた可能性を指摘し「運転役や実行役がいる」との見方を示した。

 しかし、特捜本部は「犯人像を絞る段階ではない」として、遺留品の鑑定や周辺の聞き込みを進めている。

 特捜本部は県警のホームページや四日市北署(059・366・0110)で情報提供を呼びかけている。

◇女子中学生強盗殺人事件の経過

8月25日

8時ごろ  寺輪博美さんが自転車で四日市市の同級生宅へ

13時ごろ  別の友人と市内の大型商業施設で落ち合い買い物や食事

20時半   大型商業施設屋上で見物した花火大会が終了

22時半   JR富田駅から乗車。姉に「帰る」とLINEで連絡

22時34分  JR朝日駅に到着。駅構内の防犯カメラに寺輪さんと友人の姿

22時45分  駅近くのスーパーで友人と別れる

同時刻ごろ  遺体発見現場前の小道に入っていく白い軽乗用車が目撃される

22時55分  友人にLINEで連絡

同時刻ごろ  現場近くを歩く寺輪さんとみられる髪の長い若い女性が目撃される

23時17分  姉からの電話に出ず

27日19時  家族が捜索願

29日14時半 朝日町の空き地で遺体発見

30日午後  三重県警が遺体を寺輪さんと断定

スマホに別人の指紋 拭いた跡なし 三重・中3殺害

スマホに別人の指紋 拭いた跡なし 三重・中3殺害

三重県朝日町の空き地で、同県四日市市の中学3年の女子生徒(15)が遺体で発見された強盗殺人・死体遺棄事件で、現場に残されていた女子生徒のスマートフォン(スマホ)から女子生徒以外の指紋が採取されたことが、捜査関係者への取材でわかった。

 捜査関係者によると、スマホはカバーケースがついており、表面には女子生徒のものではない指紋が複数残されていた。また、指紋を拭き取ろうとした形跡はなかった。

 四日市北署の特別捜査本部は、過去に事件を起こした容疑者らの指紋と照合したが、今のところ、一致した人物はいないという。

三重の少女殺害 「犯人が逮捕されなければ眠れない」不安な日々送る近隣住民

三重の少女殺害 「犯人が逮捕されなければ眠れない」不安な日々送る近隣住民

朝日町の空き地で四日市市の朝明中3年、寺輪博美さん(15)が殺害された強盗殺人、死体遺棄事件。寺輪さんが発見された空き地へは県警が現場を保存するため立ち入り禁止のテープが張られ、近所の住民らは解決を望みながら不安な日を過ごしている。

 寺輪さんは8月25日夜、友人と四日市市の花火大会を楽しんだあとJR朝日駅からの帰途に被害にあったとみられる。遺体が29日に発見されたのは、県道から曲がった道路を約10メートル入った空き地。事件発覚当初の県道の一部を含め広範囲に通行禁止にしていたものものしい態勢からは緩やかになったが、住民らの緊張は解けていない。

 同年代の女子中学生を持つ近くの主婦は「犯人が逮捕されなければ、眠れない。暗くなってからの外出は戒めている」。寺輪さんが通っていた朝明中は2日に始業式を予定しているが、近所のお年寄りの女性は「2学期にがんばろうとしていたこともあったのだろうと思うと、本当にかわいそう」と話していた。また、幼児を抱いて散歩中の近くの会社員の男性(31)は「道が暗いため夜間は控えている。昼間でも不気味な感じがしていた場所。まだ犯人が捕まっていないので、不安です」と表情を曇らせた。

 四日市北署捜査本部は、寺輪さんが25日深夜に殺害されたとみて捜査。これまで、現場から複数の足跡や、遺留品の寺輪さんの財布などから指紋を採取し、分析を急いでいる。

不明の15歳中学生と確認=窒息死の疑い、捜査本部設置へ―三重県警

不明の15歳中学生と確認=窒息死の疑い、捜査本部設置へ―三重県警

三重県朝日町の空き地で女性の遺体が見つかった事件で、県警捜査1課などは30日、遺体は行方不明になっていた四日市市山村町の市立朝明中学校3年生寺輪博美さん(15)と確認した。司法解剖の結果、窒息死の疑いがあることが判明。県警捜査1課は強盗殺人事件と断定し、四日市北署に捜査本部を設置する。

広島少女遺棄 強盗容疑で再逮捕へ 少年から数万円奪う

広島少女遺棄 強盗容疑で再逮捕へ 少年から数万円奪う

広島県呉市の山中で専修学校生の少女(16)を殺害し死体を遺棄したとして、男女7人が逮捕された事件に絡み、強盗致死罪などで起訴された鳥取県湯梨浜町、無職、瀬戸大平被告(21)ら2人が、事件前に別の強盗事件を起こしていた疑いが強まり、広島県警が再逮捕する方針を固めたことが28日、捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、瀬戸被告は呉市の事件があった6月28日より前に、この事件に加わり強盗致死の非行内容などで家裁送致された鳥取県米子市の無職少年(16)ら数人の少年と共謀し、同県内のコンビニ店駐車場で、別の少年から数万円を奪っていたとみられる。

 広島県警は近く、瀬戸被告を再逮捕し、無職少年については現在、少年鑑別所で観護措置となっていることから、任意での捜査を検討しているとみられる。その他の少年については、身柄を確保したうえで容疑が固まり次第、逮捕する方針。

 呉市の事件では、瀬戸被告と無職少年のほか、16〜17歳の男女5人が逮捕された。広島地検は今月23日、未成年者のうち2人を強盗殺人などの非行内容で、他3人を強盗致死などの非行内容で広島家裁に送致した。同家裁は未成年者全員を2週間の観護措置としている。

殺人未遂 「本田技研に恨み」 男性社員刺され重傷 鈴鹿

殺人未遂 「本田技研に恨み」 男性社員刺され重傷 鈴鹿

26日午後2時ごろ、三重県鈴鹿市大池3の歩道を歩いていた本田技研鈴鹿製作所の男性社員(59)が、後ろから来た男に刃物で背中や右腕を刺された。男性は同社警備員に助けを求め、病院に搬送された。重傷という。駆けつけた県警鈴鹿署員が、同県松阪市本町のパート店員、植村光裕容疑者(40)を殺人未遂の疑いで緊急逮捕した。

 同署によると、植村容疑者のそばに刃渡り12センチのナイフが落ちていた。「本田技研に恨みがあった。会社の人間なら誰でもよかった」と供述しているという。

 男性は同社の作業服姿だった。襲われて製作所正門横の守衛室に駆け込んだ。植村容疑者は後を追って守衛室に入り、警察官が来るまで警備員3人の前に立っていたという。

「放火の理由覚えていない」=弁護人が明かす―山口・周南の連続殺人

「放火の理由覚えていない」=弁護人が明かす―山口・周南の連続殺人

山口県周南市金峰の集落で男女5人が殺害され、2棟の民家が放火された事件で、殺人などの容疑で逮捕された保見光成容疑者(63)の弁護人が26日、逮捕1カ月を受けて同市内で記者会見し、同容疑者が「火を付けた理由は覚えていない」などと話していることを明らかにした。
 山田貴之弁護士によると、保見容疑者は全ての事件への関与を認めているが、動機については「事件の日の(記憶)はすっぽり抜け落ちていて、真っ暗だ」と説明している。

「面白半分で暴行した」被告側の控訴棄却 ネパール人殺害

「面白半分で暴行した」被告側の控訴棄却 ネパール人殺害

大阪府大阪市阿倍野区で昨年1月、ネパール国籍の飲食店経営、ビシュヌ・プラサド・ダマラさん=当時(42)=が殺害された事件で、殺人罪などに問われた彫師、白石大樹(ひろき)被告(23)の控訴審判決が23日、大阪地裁で開かれた。

 森岡安広裁判長は、懲役18年の求刑を上回る懲役19年とした1審大阪地裁の裁判員裁判の判決を支持、被告側の控訴を棄却した。

 弁護側は、1審に続いて殺意を否認し「量刑は重すぎる」と主張。しかし、森岡裁判長は判決理由で「頭などを集中的に狙って暴行しており、死に至る可能性を認識していた」と殺意を認定。量刑は「理由もなく面白半分で暴行した」などと述べ、妥当と判断した。

 ダマラさんの妻(38)は判決後、「当然の判断。真に反省しているのであれば、判決を受け入れてほしい」とコメントした。

 判決によると、白石被告は建築工の伊江弘昌被告(22)=同罪などで1審懲役20年、控訴=や無職女(23)=傷害致死罪などで1審懲役9年、控訴後取り下げ=と共謀。昨年1月16日早朝、阿倍野区の路上で、通りすがりのダマラさんを路上に引き倒して頭や顔を多数回殴るなどした上、頭を路面に打ちつけたり自転車を投げつけるなどして殺害した。

焼津母子3人殺害、逃亡のブラジル人被告を逮捕

焼津母子3人殺害、逃亡のブラジル人被告を逮捕

静岡県焼津市で2006年12月にブラジル人母子3人が殺害された事件で、ブラジル連邦警察は16日、日本の代理処罰申請に基づく公判中に釈放され、逃亡していたブラジル人ネベス・エジルソン・ドニセチ被告(50)を逮捕したと明らかにした。

 警察によると、同被告は南東部ミナスジェライス州南部の町で15日、愛人と一緒に住んでいた農場で逮捕された。近く刑務所に移され、公判が再開される。

 起訴状などによると同被告は、交際していた焼津市のブラジル人派遣会社員ミサキ・ソニアさん(当時41歳)と2人の子供の首をひもで絞めて殺害し、直後にブラジルに帰国。その後、日本政府による代理処罰申請を受けて殺人罪で逮捕・起訴され、サンパウロ州地裁で08年2月に公判が始まったが、同年7月に弁護側の身柄拘束解除請求が認められて釈放された後、行方がわからなくなっていた。
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