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殺人事件

デトロイト財政破綻 人口減り荒廃 治安悪化

デトロイト財政破綻 人口減り荒廃 治安悪化

20130724-00000034-mai-000-4-view米中西部ミシガン州デトロイト市が18日に連邦破産法9条を申請し、過去最大の自治体の財政破綻に陥った。「自動車の街」として発展したが、人口流出で荒廃が進み、治安悪化も著しい。同市は裁判所の管理下で再生を図るが、住民は期待と不安のはざまで暮らしている。

 09年の経営破綻から復活を遂げつつある米自動車最大手ゼネラル・モーターズ(GM)の本社ビルがそびえる市中心部。そこから10分も歩くと街の風景は一変する。放置された民家や工場、ホテルが廃虚と化していた。

 通勤中のテリー・ジョーンズさん(46)が吐き捨てるように言った。「この光景を見れば分かるだろう。みんな出て行き、全てが貧しくなった」

 デトロイトは1900年代初頭から、GMやフォード・モーターなどの自動車産業とともに米国を象徴する都市に成長。同市を発祥とする「モータウン・サウンド」と呼ばれる音楽が60〜70年代に世界的に大流行する文化の拠点にもなった。

 しかし、日本車の攻勢などで60年ごろから衰退が始まり、工場の閉鎖や移転が相次いだ。人口は50年の180万人超から現在の約70万人に激減した。

 市東部には、50年以上前に閉鎖された約32万平方メートルもの自動車工場跡が広がる。内部はがれきの山で、5階建てほどの建物が今にも崩落しそうだ。周辺に廃屋が広がり、建築関連業のエリック・ジョンソンさん(49)は治安悪化を懸念する。「若者に暴力がはびこり極めて危険な状況だ」

 デトロイト市の2013年初めから7月中旬までの殺人事件の発生件数は167件で、人口規模が10倍以上のニューヨーク市(170件)とほぼ同水準。財政悪化で行政サービスは低下し、パトカーが現場に到着するのに要する時間は平均58分と、全国平均の11分を大幅に上回る。

 「今こそ60年にわたる衰退を止める好機だ」。ミシガン州のスナイダー知事は、市民サービス改善には裁判所の管理下で債務整理などを進め、再生を図ることが不可欠だと強調する。ジョンソンさんは「昔のような美しい街に戻れるはず」と期待する。

 ただ、その道のりは険しそうだ。120年超の歴史を誇るデトロイト美術館では、市が保有するゴッホの自画像などの収蔵品を債務返済のために売却するとの話が取りざたされる。案内のボランティア男性(72)は「売却の話は聞いたが、なんとも言いようがない」と言葉少なだった。

山口5人殺害 集落厳戒 募る疲労

山口5人殺害 集落厳戒 募る疲労

20130724-00000039-mai-000-2-view山口県周南市金峰(みたけ)の住民5人が殺害された連続殺人・放火事件で、山口県警が防犯徹底のため集落一帯で厳戒態勢を敷く中、犯人は捕まっておらず、地元住民らは緊張状態に置かれている。高齢者がほとんどの集落を襲った突然の惨劇から4日目を迎え、住民の疲労はピークを迎えつつある。

「不安で夜にあまり眠れない」。事件の現場近くの女性(70)はため息まじりに話した。23日夜は心配した長男が自宅に泊まりに来たといい「事件が長引くとストレスがたまって気持ちが変になる」と顔をしかめた。

 事件があった金峰地区郷(ごう)集落は山あいに8世帯14人(6月30日現在)が暮らす。地元住民らによると、普段は夜でも戸締まりをする家は少ないという。集落近くに住む男性(77)は「エアコンもなく寝ぐるしいが、今ではみんな厳重に戸締まりをして寝ている。ただ家の外から火を付けられたらどうしようもない」と不安な心の内を明かした。

 一方、県警は24日、捜査・警戒態勢を23日の約260人から約400人に拡充。犯人がまだ付近に潜伏している可能性もあるとみて、現場周辺の山間部中心に捜索を続けている。集落に自宅がある重要参考人の男(63)の行方はまだ分かっていない。ある男性は(80)は「これだけ警察官がいてくれれば安心。しかし、こんな態勢も長く続くとは思わない。早く犯人を捕まえてほしい」と話した。

和歌山毒カレー事件 15年 「終わらない事件」の不安

和歌山毒カレー事件 15年 「終わらない事件」の不安

20130723-00000050-mai-000-3-view小学校、今も給食にカレー出さず

 和歌山市園部で1998年に起きた毒物カレー事件は25日で、発生から丸15年になる。カレーに亜ヒ酸を混入し4人を殺害したとして、殺人罪などで死刑が確定した林真須美死刑囚(52)=再審請求中=は昨年ごろから、裁判で証言した地元住民らを相手取り、損害賠償を求めて相次いで提訴した。いずれも棄却されるなどしたが、住民からは「終わらない事件」に不安の声も上がる。地元の小学校では今も給食にはカレーを出していない。

 地元住民への訴訟は林死刑囚が弁護士をつけず、本人訴訟で争っていた。少なくとも6件あり、これまでにいずれも棄却されるか、本人が取り下げた。

 判決などによると、「1審・和歌山地裁の証人尋問での虚偽の供述、証言によって死刑判決を受けて確定。肉体的、精神的苦痛を受けた」などとし、数百万〜1000万円の損害賠償を求めていた。大阪地裁に提訴したが、被告側の申し立てで和歌山地裁へ移送されたケースもあった。

 提訴された住民の親族は「何も悪いことはしていないのに、何でこんな目に遭うのか。警察や検察に協力を求められたから証人として出廷していただけなのに」と憤る。

 事件が起きた夏祭りを主催した園部第14自治会は「命日を静かに過ごしたい」という遺族の意向を受け、事件後営まれていた慰霊祭を2010年から中止した。遺族宅への弔問も昨年から行っていない。現場近くの県警和歌山東署有功(いさお)交番で遺族や被害者の支援を続ける県警OBの相談員、丸山勝さん(64)は「遺族や被害者は表面上は平穏に見えても、悲しみや苦しみは変わらない」と指摘する。

 地元の和歌山市立有功小学校(小林達史校長)は、事件の被害児童が通っていたこともあり、今も給食でカレーは見合わせている。ただ、来年の十七回忌など何らかの節目に再開も検討する方針だ。同市教委保健給食管理課の上野晶史課長は「家庭ではカレーを食べている子もいるようなので、地元から反発がなければ再開も考えたい」と話す。

 一方、林死刑囚の再審の支援者は近況について「体も健康で元気な様子。『再審(無罪)を勝ち取るために頑張る』と言っている」と語った。

和歌山カレー事件

98年7月25日、和歌山市の園部第14自治会主催の夏祭りで、カレーライスを食べた住民67人が急性ヒ素中毒を発症。うち4人が死亡した。和歌山県警はカレーに亜ヒ酸を混入したとして林死刑囚を殺人容疑などで逮捕。和歌山地裁は02年12月に死刑を言い渡し、09年5月に死刑が確定。林死刑囚は同年7月に再審請求した。

山口火災 集落から新たに2遺体 殺人の疑い

山口火災 集落から新たに2遺体 殺人の疑い

20130722-00000028-asahi-000-4-view山口県周南市金峰(みたけ)で21日夜、民家2棟が全焼、3人の遺体が見つかった火災で、山口県警は、この集落から新たに男女の2遺体を見つけた。ともに外傷があるという。県警は22日、殺人と非現住建造物等放火の疑いで現場検証を始めた。

 周南署によると、全焼したのは、貞森誠さん(71)、喜代子さん(72)夫妻方の木造2階建て住宅約205平方メートルと、山本ミヤ子さん(79)方木造平屋約85平方メートル。遺体はこの3人とみて、司法解剖し死因を調べている。

 貞森さんは夫婦2人暮らし。山本さんは1人暮らし。2軒は約60メートル離れている。ほぼ同じ21日午後9時ごろ出火したとみられることから延焼の可能性は低く、放火の疑いを強めていた。

 現場は周南市中心部から約16キロ北東の山間部で、民家が点在している。

北九州女性遺棄 容疑で夫を逮捕、殺害もほのめかす

北九州女性遺棄 容疑で夫を逮捕、殺害もほのめかす

北九州市門司区の海岸で女性の遺体が見つかった事件で、福岡県警は20日、遺体を海に遺棄したとして、福岡県宗像市桜1、会社員、種子田(たねだ)博樹容疑者(47)を死体遺棄容疑で緊急逮捕した。県警は遺体の歯型などから、女性を種子田容疑者の妻で看護師の朋美さん(42)と断定した。

 県警によると、種子田容疑者は「自宅で死んだ妻を海岸に遺棄した」と容疑を認めているという。捜査関係者によると、種子田容疑者は朋美さんの殺害についてもほのめかす供述をしているといい、県警は種子田容疑者が朋美さんを別の場所で殺害して海に遺棄したとみて、殺人容疑での立件を念頭に追及する。

 逮捕容疑は、14日、北九州市門司区太刀浦(たちのうら)海岸付近の岸壁で朋美さんの遺体を捨てたとしている。

 県警によると、種子田容疑者は19日朝、北九州市小倉南区のダム付近に止めた車の中で意識がもうろうとした状態でいるところを通行人が見つけた。睡眠薬十数錠を飲んでいたという。通報を受けた県警が種子田容疑者を任意同行して事情を聴いたところ、朋美さんの遺体を遺棄したことを認め、殺害への関与もほのめかしたという。

 種子田容疑者は16日、朋美さんについて県警宗像署に「13日午後9時半ごろに姿を見たのを最後にいなくなった」として行方不明者届を出していた。

 朋美さんが約15年前から勤務する宗像市内の病院によると、朋美さんが最後に出勤したのは13日の土曜日。連休明けの16日は出勤予定だったが、出勤しなかったという。種子田容疑者が18日に病院を訪れ「離婚に向けた話し合いをしている。ご迷惑をおかけしています」と説明したという。

 種子田容疑者は地元のソフトボールチームに所属していたといい、同じチームの女性(26)は「明るくて優しいムードメーカー的存在。奥さんも時々手伝いに来ていたが争う姿は見たことがない」と話した。

 朋美さんの遺体は18日午前6時ごろ、太刀浦海岸で釣りをしていた男性(61)が、岸壁から約5メートル先の海に浮いているのを見つけた。両手首と両足首をそれぞれ縛られていたうえ、コンクリートの重りが一つずつつけられていた。頭には黒色のビニール袋がかぶせられていた。朋美さんが水を飲んでいないことなどから、県警は朋美さんは殺害された後に縛られて海に投げ込まれたとみている。

マカオ女性殺人 窃盗の男を強盗殺人容疑で再逮捕へ 埼玉

マカオ女性殺人 窃盗の男を強盗殺人容疑で再逮捕へ 埼玉

マカオのマンションで昨年7月、日本人女性(当時31歳)が刺殺体で見つかった事件があり、埼玉県警が窃盗罪などでさいたま地裁で公判中の知人の男(31)が関与した疑いがあるとみて、強盗殺人容疑で再逮捕する方針を固めたことが分かった。

 捜査関係者によると、2人は以前からの知り合いで、昨年7月にマカオに渡った。女性と連絡が取れなくなったことから母親がマカオのマンションを訪ねて遺体を見つけた。腹には刺し傷があり現金が奪われていた。男は数日で帰国していたという。

 男は昨年9月、知人のクレジットカードを盗んだなどとして県警に逮捕された。県警は刑法の国外犯規定に基づきマカオ警察から資料を入手し、捜査を進めていた。

暴力団組長に無期懲役=裁判員除外却下の射殺事件―さいたま地裁

暴力団組長に無期懲役=裁判員除外却下の射殺事件―さいたま地裁

埼玉県ふじみ野市で暴力団幹部を射殺したとして、組織犯罪処罰法違反(組織的殺人)と銃刀法違反の罪に問われた指定暴力団山口組小西一家総長、落合益幸被告(66)の裁判員裁判の判決で、さいたま地裁(多和田隆史裁判長)は18日、求刑通り無期懲役と罰金3000万円を言い渡した。
 被告側は「殺害の指示も共謀も一切していない」と無罪を主張したが、判決は事件前後の通話記録や組員の証言などから「被告は報復に強い意欲を持ち、犯行を指示した」と認定した。
 また、罰金を銃刀法違反の上限の3000万円とした理由について「拳銃使用で暴力団の威力が顕示され、不正な経済的利益の獲得につながっており、有効な経済的打撃を与えるため」と述べた。
 この事件で検察側は、裁判員に危害が加えられる恐れがあるとして裁判官のみの審理を求めたが地裁が却下。地裁は公判日に庁舎入り口と法廷前の2カ所で手荷物検査を行うなど、厳戒態勢を敷いた。

一斗缶遺体 藤森被告に懲役28年 大阪地裁判決

一斗缶遺体 藤森被告に懲役28年 大阪地裁判決

妻と長男を殺害し、切断した遺体を入れた一斗缶を大阪市天王寺区の公園などに捨てたとして、殺人と死体遺棄の罪に問われた藤森康孝被告(59)の裁判員裁判で、大阪地裁(長井秀典裁判長)は17日、懲役28年(求刑・無期懲役)を言い渡した。藤森被告は死体遺棄罪を認める一方、殺人罪について無罪を主張していた。

県大会球場の男子高校生、刃物男に立ち向かう

県大会球場の男子高校生、刃物男に立ち向かう

16日午前8時35分頃、青森市合浦、同市営球場近くの駐車場で、女性が血を流し、刃物を持った男を高校生が取り押さえていると110番があった。

 女性は首や手首を切られ、男もけがをしており、病院に運ばれたが、いずれも意識はあるという。青森署は、男が刃物で女性を切りつけたとみて、殺人未遂容疑を視野に捜査している。

 同球場ではこの日、夏の高校野球青森県大会が行われていた。

 同署によると、男が女性に切りつけて馬乗りになり、刃物を振り上げたため、車を誘導していた大会補助員の男子高校生が男の脇腹を蹴り上げ、取り押さえた。

 女性は60歳代、男は70歳代とみられ、顔見知りという。同署は男の回復を待って事情を聞く方針。

米国 黒人少年射殺で無罪評決 各地で抗議デモ

米国 黒人少年射殺で無罪評決 各地で抗議デモ

20130715-00000000-mai-000-3-view米南部フロリダ州サンフォードで2012年、黒人の高校生の少年が自警団の男に射殺された事件で、サンフォードの裁判所の陪審員は13日、殺人罪に問われた男の正当防衛の主張を認め、無罪の評決をした。評決後、全米各地で抗議デモが起きており、今後、米国社会に根強く残る人種差別を巡って議論が再燃しそうだ。

事件はサンフォードの住宅街で12年2月26日夜、当時17歳のトレイボン・マーティン君がコンビニエンスストアで買い物をし、知人宅に戻る途中に発生。

 不審者とみなした自警団団長でヒスパニック系白人のジョージ・ジマーマン被告(29)ともみ合いになった末、被告が持っていた拳銃でマーティン君の胸を撃ち、死亡させた。

 事件直後、被告は警察に銃で撃ったことは認めたが、正当防衛を主張。警察もこれを受け入れて逮捕しなかったことで「人種差別」との抗議デモが全米各地に拡大した。

 これに押されるように州司法当局が12年4月11日、第2級(計画性の薄い)殺人罪で起訴。先月始まった公判も注目を集めていた。

 公判で検察側は、ジマーマン被告がマーティン君を見た目で不審者と決めつけているとし、「撃ちたいから撃った」と故意性を主張したが、陪審員はこれを認めなかった。

 AP通信によると、無罪評決後にカリフォルニア州の3都市などで抗議集会が発生。オークランドでは地元新聞社ビルの窓が割られたり、米国旗が燃やされたりしたが、逮捕者は出ていない模様だ。
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