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お金持ちの持ち物、貧乏な人の持ち物

お金持ちの持ち物、貧乏な人の持ち物

お金持ちの持ち物は、長い目で見ると出費も抑えられる
お金持ちは「良いもの」や「資産性の高いもの」を持ちます。お金持ちの多くは、「良いものを長く使う」という傾向があります。税金対策で車を頻繁に乗り換えるなど例外はありますが、洋服や家具や食器などなど、良いものを少数だけ絞り込んで買い、それを丁寧にメンテナンス・管理しながら長期にわたって使います。

だから買い替えの頻度は多くなく、長い目で見ると出費も抑えられます。もちろん良いものであるがゆえに満足感も高い。また、資産性が高いというのは、長期にわたって価値が色あせない、目減りするとしてもそのスピードが遅いものを選びます。

お金持ちは本能的に高級住宅地に家を買ったり、一等地にマンションを買ったり、絵画や時計も高級品を選ぶことが多いのですが、リセールバリューも高いために、手放すときや買い替えるときに負担が少なくなります。

もちろん何でもかんでも高級品を買うわけではなく、高級なものに興味がないというお金持ちも少なくありません。見栄をはる必要がありませんから、ただのフツーの人にしか見えない人もいます。とはいえ、最寄駅からバス便のマンションや郊外の激安戸建てを買うことはまずありません。

貧乏な人の持ち物は衝動買いして、使っていないものが多い

一方、貧乏な人は「使わなくなって、しまってあるガラクタ」をたくさん持っています。使い続けるかどうかよく考えないで買ったものや、安いから、欲しいからといって衝動買いした物たちが、収納の中に眠っています。

だから換金価値はほとんどなく、処分するときは逆にお金がかかってしまいます。彼らは、価値よりも価格を見て選んでいるからです。

だから貧乏な人は投資信託を好みます。価格だけを見るから、投信を構成している個々の銘柄の価値には興味がなく、調べもしない。だから手数料の安さやコンセプトのキャッチコピーだけで安易に選んでしまう。

反対に、多くのお金持ちが持っているのは個別株です。その企業の価値や成長性に着目しており、それが満足できるなら、仮に株価が上場してから10倍になっていて、周囲が割高じゃないかと感じていても買うことができます。

もちろん、全員がそうだというわけではありませんが、本質を重視するその姿勢は、資産運用にも現れるということでしょう。

富裕層は「スマホのチラ見」を絶対しない

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■若いお金持ちほど背伸びをする

富裕層にも、もともと資産家の方とビジネスなどで成功してキャッシュフローがたくさんある方、その両方がある方がいます。ファイナンシャル・プランナーという仕事柄、それぞれのタイプのお金持ちにお会いする機会がありますが、資産家の方と、成功してお金持ちになった方とでは、行動や立ち居振る舞いにどこか違いがあるように感じます。

資産家、つまりもともとお金持ちの方々は、上品でガツガツしたところがなく、堅実で謙虚な人が多い。流行のものを次々買うようなことはなさらず、本当にいいものを大切に使っています。おじいさまやおばあさま、ご両親から受け継いだものを大切に使われる人も少なくありません。いいものをこれ見よがしに見せつけたり、ひけらかすこともない。

これに対して、若くしてキャッシュリッチになった人には、背伸びをする人が目立ちます。「周囲の人が持っているから」という理由でハイブランドのバッグや時計を身につけ、高級車をローンで買う。いずれも奥様主導で無理に背伸びをして買うというケースが多い。いずれ生活が立ちゆかなくなったり、下流老人にならないかと心配になることもあります。

■「こだわり」への出費は惜しまない

資産家の人たちは、お金に対する考え方も堅実です。キャッシュフローはそれほど潤沢ではなくても、堅実な生き方が身についているため、困ってはいません。運用も過分なリスクを取ることなく、代々受け継がれてきた資産を守ることを重視します。とはいえ、「こだわり」への支出は惜しみません。

あるとき、資産家の奥様に「キャッシュフローがなくて大変なの。アドバイスをしてくれないかしら」とお願いされてお話をうかがったところ、会費が高額な有名テニスクラブの会員権や、あまり使っていない別荘があることがわかりました。ファイナンシャル・プランナーとしては、まっさきに手放してほしい資産です。ところが、「そのクラブは社交の場だから手放せない」「その別荘は夏の社交に必要だから売れない」とおっしゃる。社交といっても、夜な夜な高級なお店をはしごするのではなく、お茶の会やホームパーティをする程度です。ただ、代々続いているものだけに、「それは譲れない」とおっしゃる。本当のお金持ちは、自分たちなりの「こだわり」があり、そこへの出費は惜しまないのです。資産家のお金への考え方を目の当たりにした思いがしました。

■「相当詳しいのだな」と感じさせる

お金の使い方も上手です。前述のとおり、「こだわり」があるものには出費を惜しみません。お茶会の和菓子は老舗からの取り寄せ、着物は老舗中の老舗に仕立ててもらうという話を、嫌みなくさらっとされる方がほとんどです。また、ブランド品はブランドショップで定価で買い、デパートの商品は外商部に自宅まで商品を持ってきてもらいます。だからといって、高級品ばかりを買うわけではありません。日用品はスーパーで買いますし、「今日はお客様が大勢いらっしゃるから、コストコに食料品の買い出しに行く」ということもあります。お金を使う場合の目的意識が明確で、それに適したお店を使い分けられるのも、堅実な資産家らしい行動といえそうです。

「こだわり」のなかには、「自分の趣味」も含まれます。茶道や華道をなさっている方もいれば、愛犬に愛情を注いでいる方もいます。草木を眺めながら散歩をするのが好きな方もいます。

趣味の内容はさまざまですが、多くの方がそれを極めていて、生活のそこかしこにそれが反映されています。世間話で趣味を話題にされるだけでも、「相当お詳しいのだな」と感じさせるレベルの方が少なくありません。

■「資産に働いてもらう」重要性を理解している

運用方法も堅実です。金融資産は国際分散投資が大前提で、保有する企業も、長い目で見て成長が期待できる国際優良企業や、安定配当が期待できる企業を選んで分散投資しています。そのような銘柄をご両親から相続し、ゆくゆくは子どもにも持たせたいと考える方が多いのも、資産家ならではといえるでしょう。

なかには、資産の一部でトレードを楽しむ方もいます。例えば、ある方は、商品(コモディティ)価格が上昇する前にいち早く購入し、価格が上昇したタイミングでしっかり利益確定していらっしゃいました。豊富な人脈から「本当にいい情報」だけが入るため、いわゆる“目利き”になれるのでしょう。もちろん、金融資産の大半をトレードにつぎ込んだりして、リスクを取りすぎる方はいません。

■生命保険の活用も上手

ご家族の資産、つまりファミリーのマネーを運用する会社をつくっている方々もいます。会社にすることで運用にかかる費用を経費にしたり、息子や娘をその会社の社員にすることで節税につながるだけでなく、家族全体で資産を守るという意識を高めることにもつながるのでしょう。ほとんど使わないけれど「手放したくない」国内の別荘や海外の不動産も、賃貸事業をすればキャッシュフローを得ることもできます。これによって、一家の大黒柱に万が一のことがあっても遺された家族の生活を守れるという安心感も得られます。だから「先祖代々の資産を売らずに守る」という判断がなされるのでしょう。“資産に働いてもらう”という考え方が身についているのも、資産家ならではの特徴です。

生命保険の活用も上手です。保険会社も資産家の方々には「定期付き終身保険」や「アカウント型」のような商品でなく、その家族に適した優良な保険を紹介しているのだとは思いますが、しっかりと保険にも入っている方が多いように見受けられます。非常にスマートな資産運用ができているのも、資産家の共通項といえるでしょう。

■できない約束ははじめからしない

忙しい人が多いにもかかわらず、スケジューリングがきちんとできていて、あたふたした印象がない人が多いのも資産家の特徴です。どんなに忙しくても誰かと会食する場合には、ゆっくりと食事と会話を楽しむ。忙しさをアピールするかのようにスマートフォンをチラチラ見るようなマネは、絶対にしません。そんなことをしたら、「早く食事を終わらせよう」と相手に気をつかわせますし、そもそも失礼です。「できない約束はしない」という話もよく聞きます。

話題が豊富な人が多いものの、自分ばかりが話すことはありませんし、ましてや仕事上の成功談をすることもありません。「相手をいやな気分にさせない」「楽しんでもらう」ことを大切に考えているからでしょう。何度もお目にかかっているのに、新たな発見があり「奥が深い人だな」と思わせる方も多いように思います。

合理性だけではダメ?お金持ちになるために必要な想像力って

合理性だけではダメ?お金持ちになるために必要な想像力って

お金持ちになるために必要な想像力を鍛える
社会人の勉強というと、ビジネスに関する知識やスキルの習得に目が行きがちですが、それだけでは十分ではありません。なぜなら基本は人間同士のやりとりだからです。人はそれぞれ個別の利害や思惑を持っているがゆえに、必ずしも合理性だけでは動かないし、ましてや自分の思い通りに動いてはくれません。

突然ですが、ウルトラマンとバルタン星人は、どちらが正義でしょうか。普通の人は「ウルトラマン」と答えると思います。そして、ウルトラマンがバルタン星人を倒すところを見て、「やはり正義は勝つ」と感じるかもしれません。しかし、こう考えることもできます。

バルタン星人が地球に来たのは、故郷のバルタン星に住めなくなり、移住先を求めてのことだった。バルタン星人は、環境が良いこの星に住みたいと考え、家を建てようと整地を始めた。すると地球の科学特捜隊がやってきて、いきなり撃たれた。その痛みにのたうちまわっていたら、今度はウルトラマンが来て殺されてしまった。

故郷に残された妻と子どもが父を失った悲しみに打ちひしがれる一方、ウルトラマンはバルタン星人を殺した殺人者として指名手配された。賞金首となったウルトラマンを追って、たくさんの怪獣たちが地球に向かったものの、次々と返り討ちにされてしまった――。

ただ一言確認するだけ

もちろんこれは単なる創作ですが、何が言いたいかというと、「バルタン星人にはバルタン星人なりの正義がある」ということです。客観的な正義などは、どこにも存在せず、10人いれば10通りの正義があります。バルタン星人の正義とウルトラマンの正義、科学特捜隊の正義もハヤタ・シン隊員の正義も違う。

にも関わらず、ただ自分の正義と相手の正義をぶつけるだけでは、最後は戦争です。現実にも、世界はそういう状況になっています。

国家間の問題はより複雑ですが、日常生活において私たちが勉強しなければならないのは、相手やものごとの背景です。背景を知れば、より状況に合った適切な対処ができるからです。

たとえば商談でも、「納入価格をあと10%下げてくれませんか」「昨年下げたばかりですから無理です」「では今後の取引は打ち切りで」といった対応をする人は多くないと思います。そんな結果を持って帰っても、上司から「コイツ使えねえ」の烙印を押されるだけでしょう。

普通なら、たとえば

「納入価格をあと10%下げてくれませんか」
「昨年下げたばかりですが、どうされたんですか?」
「いやあ、コストが厳しく、上司から詰められていまして……」
「そうですか、しかし厳しいのはウチも同じでして……。では、10%下げる代わりに、納品数をあと10%増やしてもらえませんか。それならお宅もウチもメリットありますよね」

というふうに、着地点を目指して交渉するでしょう。

同じように、科特隊やウルトラマンがまずやるべきだったのは、

「バルタン星人さん、なぜ街を壊すんですか、地球の人が困っているのでやめてください」

などと確認することではなかったか(バルタン星人は人間に乗り移ってコミュニケーションでき、のちに地球の言語も習得している)。

そしてたとえば「地球人と同じ大きさになってもらう」「地球の法律・文化に従ってもらう」「バルタン星の科学力で、地球に貢献してもらう」などの交換条件をすりあわせて折り合いがつけば、落としどころや良い解決策が見つかるかもしれない。そうなれば、バルタン星人の妻子を路頭に迷わせることもなかったのではないでしょうか。

相手の事情を推し量る想像力

人間関係でも同じで、最初から自分の正義を押し付けるのではなく、まず相手の動機や理由などを確認することが必要です。聞けない場合も、できるだけ相手の事情や気持ちを読もうと、想像力を働かせることです。

しかし多くの人は、前述のような「どうされたんですか?」の一言すら言えない。

ちょっと自分にとって気に入らない態度を取られたら、「あの人は私のことが嫌いなんだ」と勝手に決めつけ自分からプイッと距離を置く。相手に悪気はなく、たまたま悩み事があったのかもしれないとか、たまたま忙しくて余裕がなかったのかもしれないとか、想像すらしようとしない。

そういった想像力が欠如している人の特徴が顕著に出るのがネットで、匿名で意見を言えるために、自分の正義の押し付けによる集団リンチが横行しています。いわゆる「炎上」です。これはまさに、相手の状況や背景を知ろうとすることなく、いきなり襲いかかるウルトラマンと同じと言えます。

自分のモノサシだけで相手や社会を判断するのではなく、事情や背景を想像したり知ろうとする姿勢は、人間関係を円滑にしてくれるだけではなく、より相手のニーズに合致した提案ができます。それはすなわち、仕事の成果にもつながるのではないでしょうか。

お金持ちになりたいなら、ダメ元思考で行こう

お金持ちになりたいなら、ダメ元思考で行こう

なぜダメ元で挑戦ができるか
仕事が速くて稼げる人というのは、拒否されることを恐れません。そのため、ちょっと気になったこと、頼みたいことがあったら、ダメ元で気軽に声をかけることができます。

見積もりが高いなと感じたら、「もうちょっと安くなりませんかね?」とか、かなり無理な納期にも関わらずさらに納期短縮してほしい時も「無理を承知ですんません!もうちょっと早くなりませんか?」などと聞いてみます。

忙しそうな部下や後輩にも、「忙しいところ悪いんだけど、これやってもらえないかな?無理ならいいんだ、気にしないで」とダメ元でお願いします。未経験の仕事でも、「とりあえずやってみよう」という姿勢で貪欲にチャレンジできます。「無理そう」などと自分で線引きすることがあまりありません。

彼らがなぜダメ元で挑戦ができるかというと、3つの視点を持っているからです。ひとつは「言ってみるだけならタダ」「頭を下げるだけならタダ」という、現実的かつ合理的な視点です。2つ目は、仮に拒否されても、提案内容が否定されただけで、自分の人格まで否定されたなどとは捉えない発想ができる点です。

たとえば「もうちょっと安くならないか」が拒否であっても、安くすることでは折り合いがつかないということで、自分の人間性とは関係ありません(もちろん、無茶な値引き要求をすれば「頭おかしい」と思われるでしょうが)。仕事をお願いして断られても、関係が悪い相手であれば別ですが、物理的に時間や手間が取れない場合がほとんどでしょう。

3つ目は、「それによって何が起こるか」を具体的に想像しようという視点です。やってみてうまくいかないとき、「どんなリスクがあるか」が想定できれば、恐怖感は下がります。たとえば、

「これをやってダメでも、お金がこれくらい損するくらいだ。ならやってみよう」
「うまくいかなくても、上司からちょっと注意されるくらいだろう。最悪は始末書を書けばいい」

などと自分に及ぶリスクとその回避方法や対処方法を想定するから、気軽に挑戦でき、結果としてより多くの経験を積んでスキルや能力が高まるのです。

稼げない人はこの逆で、「これを言ったら失礼かな」「こんなこと言いにくいな」と躊躇します。また、自分の提案や意見が否定されたら、自分の全人格を否定されたように感じ、傷つくのを恐れて躊躇します。彼らはプライドが高すぎて、「こんなこと言ったら、こう思われるんじゃないか」と他人の目を必要以上に気にします。

そのため、自分に不利な条件をそのまま飲んでしまったり、自分で抱え込んだりしてしまいます。会議や日常生活においても、自分の主張が否定されたら逆ギレする人がたまにいますが、たいていこのタイプです。

また、「やってみたあとのこと」を詳細に予測する想像力も欠けています。「ハイリスクだ」というだけで思考が停止し、そのリスクはどの程度か、どのくらい自分にダメージを与えるか、回避方法や対処方法はないか、といった影響を具体的に考えられない。先行きの見えない未経験の仕事を恐れ、うまくいくとわかっているものしかやろうとしません。だから成長もありません。

このように、ダメ元思考があるかどうかで、目の前の仕事のスピードから、将来の伸びしろまで、大きく変わってしまいます。

そこで、前述の3つの視点を自分にインストールすることで、ダメ元で何でも気軽に言える、やれる、その結果仕事が速くなる体質に変換していきたいものです。
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