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タバコ値上げ

フランス、たばこ1箱1300円に値上げへ 首相が計画発表

フランス、たばこ1箱1300円に値上げへ 首相が計画発表

仏首相の思い通りに事が運べば、フランスの歩道脇のカフェでたばこをくゆらすのを、最も熱烈な愛煙家ですらその値段を考えて、ついには諦めてしまうかもしれない。

フランスではたばこ関連の死者数が毎年8万人に及んでおり、この現状を受けてフィリップ首相は4日、「何もしないという選択肢はない」として、たばこ1箱の価格を現在の7ユーロ(約900円)から10ユーロ(約1300円)に引き上げる計画を発表した。

 フィリップ首相は国会演説の中で、たばこは「回避可能な死の主要な原因であり、日常的な喫煙が若者の間で増えている」と述べた。

 フィリップ首相は値上げの時期については言及しなかったが、同時に「この政策を台無しにする密売人らとの容赦ない闘い」を実施する意向を表明した。

 現在のフランスのたばこの価格は、欧州連合(EU)の中で英国、アイルランドに次いで高い。

 フランスの喫煙者数は非習慣的喫煙も含めて1600万人と推計されており、これは15歳から85歳までの人口の約3分の1に相当する。

 仏政府は2016年、たばこのパッケージに生々しい画像を用いて健康被害を警告する統一デザインを導入した。

 5月に選出されたフランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は選挙遊説で、タバコ1箱を10ユーロに値上げすることに異存はないが、喫煙者らが安いたばこを探し回れないようにするために近隣諸国にも同様の措置を講じるよう強く求めると述べていた。

「マールボロ」など10円値上げ=9月に82銘柄―フィリップモリス

「マールボロ」など10円値上げ=9月に82銘柄―フィリップモリス

たばこ販売大手のフィリップモリスジャパン(東京)は17日、「マールボロ」など主力4ブランド計82銘柄の値上げを財務省に申請したと発表した。全100銘柄の8割に相当する。認可を得られれば、9月1日に一律で1箱10円引き上げる。

 対象はマールボロが32銘柄、「ラーク」が39銘柄、「パーラメント」が5銘柄、「バージニア・エス」が6銘柄。昨年8月に値上げした5銘柄のパーラメントは対象外。国内のたばこ市場は健康志向や少子高齢化を背景に減少傾向が続いており、採算改善が急務となっている。

 新型たばこ「アイコス」は煙が出ないことなどが支持されて販売が急増しており、価格を据え置いた。82銘柄の値上げで、アイコスへの移行がさらに進む可能性がある。
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