三菱UFJ信託、住宅ローンから撤退=低金利で採算悪化

三菱UFJ信託銀行が、来年4月に住宅ローンの新規融資から撤退することが30日、分かった。日銀のマイナス金利政策を背景に住宅ローン事業の採算が悪化しており、富裕層向けの資産運用など収益性の高い分野に経営資源を集中させる。

 1月にも事前審査の受け付けを停止する。4月からは、同じ三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の三菱東京UFJ銀行の住宅ローンを代理店として取り扱う。既存のローン契約の管理は続ける。