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北海道

元スノボ選手が大麻“栽培”「晩酌代わりに吸った」

元スノボ選手が大麻“栽培”「晩酌代わりに吸った」

大麻や麻薬を所持していたとして元スノーボード選手の男が逮捕・起訴されました。

 北海道倶知安町の自営業・石井慶被告(51)は、乾燥大麻や麻薬を所持していた大麻取締法違反などの罪に問われています。また、自宅で大麻を栽培した疑いで逮捕されました。約7年前から大麻を栽培していたとみられ、自宅から250万円相当の大麻が押収されました。石井被告はフリースタイルの元スノーボード選手で、公式審判なども務めていました。「リラックスするためだった。晩酌代わりに寝る前に吸っていた」と話しています。大麻の量が多いことから、北海道厚生局麻薬取締部は譲り先などがなかったか調べを進めています。

「本屋さん」北海道走る=書店ない地域、ワゴン車で

「本屋さん」北海道走る=書店ない地域、ワゴン車で

インターネット通販の影響などで、全国的に書店の数が減少している中、書店のない自治体が約3割とされる北海道を、約800冊の本を詰め込んだワゴン車が走っている。

「走る本屋さん」という名で始まった事業が、本が少ない環境の改善に一役買っている。

 運営しているのは一般社団法人「北海道ブックシェアリング」。販売だけにとどまらず、書店がなく図書館の整備も不十分な自治体の住民から、読書環境の改善に向けたニーズや課題を聞いて回っている。昨年4月以降、道内6町村を計20回以上訪れた。

 書店調査会社「アルメディア」によると、北海道の書店数は2000年の1006店舗から約4割減り626店舗(今年5月現在)。出版取次会社「トーハン」の調査では、道内188市区町村のうち約3割に当たる58の地域(7月現在)に書店がない。また、文部科学省が昨年発表した調査結果によると、学校図書館の標準冊数を達成したのは道内の公立小学校1052校のうち約35%の370校だった。

 書店がない自治体の一つの妹背牛町では8月6日、夏祭り会場で「走る本屋さん」が開かれた。友達3人と訪れた妹背牛小4年の関吉菜乃さん(9)は今回が2回目の「来店」。毎日本を読むといい、近隣の町の書店に親に車でよく連れて行ってもらう。「図書館には表紙の破れた本も多い。近くに本屋があったらうれしい」と笑顔で話した。

 会場にいた谷口亜由美さん(30)と娘(2)の住む秩父別町にも書店はない。本はネットで買うことが多いという。「絵本は子供と手に取って選びたい。赤ちゃんがいて車の運転が大変な人には特に便利かも」と話した。

 ブックシェアリングの荒井宏明代表(54)はこれまで、「図書館に読みたい本がない」という小学生や「小説だけでなく実用書も読みたい」という高齢者らの声を聞いてきた。「走る本屋」は11月で終了する予定だが、今後も「本を買いたいのに買えない人のニーズに耳を傾け、(読書環境を整備する活動を)息長くやっていきたい」と強調した。

ヒョウ柄の巨大外来ナメクジ、北海道で生息域が急拡大 農作物の食害の恐れも

ヒョウ柄の巨大外来ナメクジ、北海道で生息域が急拡大 農作物の食害の恐れも

体長が最大15センチにも達する巨大な外来ナメクジが、北海道で猛烈な勢いで生息域を拡大していることが、北海道大などの調査で分かった。鮮やかなヒョウ柄の模様が特徴の「マダラコウラナメクジ」で、このまま繁殖が続けば農作物への食害が懸念される。

 ■2006年に国内侵入

 マダラコウラナメクジは体長10〜15センチの巨大ナメクジ。北欧が原産で北米、南米、豪州、南アフリカなど世界中に分布を拡大中だ。日本では2006年に茨城県土浦市で初めて発見された。輸入された観葉植物の鉢などに付着していたのではないかとみられている。

 生息域は長野県や福島県にも拡大。北海道では札幌市中央区の円山公園で12年に初めて発見された。その後も札幌市周辺で目撃が相次いだため、研究チームは16年、道内の分布状況調査に乗り出した。

 研究チームは地元の新聞やテレビなどを通じて、一般市民に目撃情報の提供を呼びかけた。その結果、約40件の情報が寄せられ、情報提供者が撮影した画像や日付を確認したところ、発見から5年間で生息域が急速に拡大していることが判明した。

 ■5年で130キロ移動?

 生息情報の多くは札幌市に近い江別市、岩見沢市、北広島市などに集中していた。だが札幌市の北東85キロの芦別市、南西130キロの八雲町、同110キロの島牧村、同90キロの室蘭市など、遠く離れた地域でも生息が確認された。

 在来ナメクジの移動速度は種類や個体によって差はあるが、一般に分速10センチ程度といわれる。時速に直せば6メートル、年速なら約53キロだ。マダラコウラナメクジの速度も同程度と仮定すると、生息が確認された地域の中で、札幌から最も遠く130キロ離れた八雲町まで、およそ2年半で到着できる計算になる。

 ただ、24時間休みなしで動くのは無理で、一直線の最短距離で移動することなどあり得ないため、実際はこの何十倍もの時間がかかるはずだ。こう考えると、マダラコウラナメクジの生息域拡大のスピードは驚異的過ぎるように見える。

 研究チームの森井悠太・北海道大研究員は「遠方への拡大が早いことには驚いた。自力で到達できる距離ではないので、園芸植物や工事用土木資材などに付着して輸送されたのだろう」と推測している。

 国内の他地域や海外から新たに移入した可能性もあるが、これについての確認はDNA解析など、さらに詳しい研究が必要という。

 ■寄生虫媒介の可能性も

 マダラコウラナメクジは雑食性で落ち葉や草、木の実、小動物の死骸などを食べる。海外では農作物への食害が問題になっており、最初に発見された茨城県内でも、茨城県自然博物館がヒラタケや観葉植物への食害を確認したと報告している。

 このため北海道でも農作物被害が懸念される。北欧原産だけに寒さに強いことから、繁殖しやすい環境かもしれないためだ。

 実際、森井さんが14年に円山公園内でマダラコウラナメクジ2匹を見つけて解剖したところ、「生殖器官が発達し繁殖できる状態だった」。繁殖力は強く、環境さえ整えば1年に何度でも産卵するそうだ。

 繁殖した場合、懸念されるのは食害だけではない。ナメクジは細菌や寄生虫を媒介する。人の脳や脊髄の血管、髄液の中に寄生し、重篤化すると死に至る髄膜脳炎を起こさせる寄生虫「広東住血線虫」を媒介することもあると知られている。マダラコウラナメクジ自体は無毒で、広東住血線虫を媒介した例の報告もないが、もし触ってしまったら念のため、手をよく洗うことが必要だ。

 ■在来大型ヒルが天敵

 今回の調査では、マダラコウラナメクジにも天敵が存在することも判明した。市民からの情報に、在来の大型ヒル「カワカツクガビル」が捕食している写真が含まれていたのだ。

 ミミズを専門に捕食する体長10センチほどの黒色のヒルで、北海道だけに生息する。それが、自分の体より太いマダラコウラナメクジを飲み込んでいた。

 外来種は日本古来の在来種を駆逐することが多いが、やられっぱなしではないらしい。このヒルは、新たな侵入者に対して自身の食性を変えて対応していた。研究チームの中野隆文・日本学術振興会特別研究員は「主食のミミズは豊富なのに、なぜ外来ナメクジを食べたのか。進化生物学的な観点からも非常に興味深い」と話す。

 もしマダラコウラナメクジを見つけたらどうすればいいのか。何か気をつけることはあるのだろうか。中野さんは「むやみに触らない方がいいが、攻撃性もなく恐れる必要はない。通常のナメクジと同様に駆除してかまわない」と話す。

 駆除の具体的方法は、大量に塩をかけて退治することもできるが、土壌の悪化で環境に影響を及ぼす可能性があるため、「踏みつぶしたり切断したりする方が良い」という。

不明の中国人女性と判明=海岸で発見の遺体−北海道・釧路

不明の中国人女性と判明=海岸で発見の遺体−北海道・釧路

 北海道釧路市桂恋の海岸で27日に見つかった遺体は、先月下旬から行方不明になっていた中国福建省の小学校教諭危秋潔さん(26)と判明したことが30日、道警の調べで分かった。

 道警によると、死因は水死で、目立った外傷はなかった。危さんは先月1人で北海道を訪問。同23日昼すぎに釧路市内の商業施設にいたことが確認されていたが、その後の足取りは分かっていなかった。滞在していた札幌市内のゲストハウスには、家族宛てのメモが残されていたという。

ポテトチップス用ジャガイモ、今年は… 主産地十勝で収穫スタート

ポテトチップス用ジャガイモ、今年は… 主産地十勝で収穫スタート

ポテトチップスの原料になる早出し用ジャガイモ「ワセシロ」の収穫が士幌町内で始まった。昨年は長雨や台風で畑が被害に遭った農家も多く、昨年以上の収量に期待が高まっている。

 同町中士幌の小林義信さん(81)の畑では、耕作面積32ヘクタールのうちワセシロ1.2ヘクタールを栽培。27日午前7時から家族ら4人が畑に出て、トラクターに引かれた収穫機でイモを掘り出し選別した。収穫は8月5日ごろまで続く見通し。

 昨年は相次ぐ台風による大雨で畑が浸水したという。小林さんの次男利将さん(46)は「今年は春先に季節外れの雪が降ったり、干ばつが続いたりもしたが、昨年に比べると収量は1割ほど増えると見込んでいる」と話していた。

 農水省によると、加工用のジャガイモの収穫量は、道産が全国の8割。中でも十勝は主産地で、収穫量(2015年)の約80万トンは全国の3割に上る。カルビーが使用する国産ジャガイモの約7割が道産で、このうち半分を十勝産が占めている。

 ただ、不作だった昨年の収穫量は全道が1割減、十勝も減収した。菓子業界は原料不足でポテトチップスの販売を相次ぎ休止したことから、十勝をはじめ今年の収穫量が鍵を握りそうだ。

“祖母“はなぜ埋められた? 周囲が気付いていた男たちの“異変“ 北海道

“祖母“はなぜ埋められた? 周囲が気付いていた男たちの“異変“ 北海道

5月28日、北海道砂川市の山林で83歳の女性が遺体で見つかった事件。遺体発見から8日、UHBは別の窃盗事件で逮捕された男の父親らを取材。“独自証言“で浮かび上がる事件の背景とは。

 街に貼られた“未帰宅高齢者“を捜す張り紙。女性は5月20日に行方不明となり、8日後に変わり果てた姿で見つかりました。

 上空リポ:「山道の脇に、うっそうとした森の中にブルーシートが見えます」

 5月28日、砂川市の山林の土の中で、遺体で発見された滝川市の無職、佐々木けい子さん(83)。上半身には複数の打撲痕があり、警察は殺人の疑いも視野に、死体遺棄事件として捜査を始めました。

「孫に小遣いあげて…かわいがっていた」

佐々木さんの自宅近所の人:「子どもを連れて外出したら『かわいいね』って感じで言ってくれたり…。『まるで自分の孫の小さいころを思い出した』と言っていたのが印象的だった」

 普段は、孫にお小遣いをあげて、かわいがっていたという佐々木さん。しかし…。

 「遺体を埋めた」。

 皮肉にも、事件発覚のきっかけは、佐々木さんの孫らの供述だったのです。

 窃盗の疑いで逮捕されたのは、佐々木さんの孫にあたる29歳の男と、そのいとこにあたる20歳と23歳の男2人の計3人。佐々木さんのキャッシュカードを使用し、現金50万円を引き出した疑いがもたれています。

 23歳男の同僚(取材メモより)「ここ最近になってお金に関して太っ腹になっていた。おごるやつじゃないのに『飯おごるよ』とか言ったりしていた」

 佐々木さんと孫たちの間に一体、何があったのか。関係者がUHBの記者に明かした“異変“とは―

検証 自宅から遺体発見現場までの“道程“

記者「Q. 最後に見たのは? 」

 自宅近所の人:「(5月)8日か9日。自転車で買い物に行くところ。わたしは買い物で帰りで出会った」

 佐々木さんが最後に目撃されたのは、5月10日の自宅前。

 さらに新聞販売店などによると、自宅の郵便受けには5月14日の朝刊から新聞がたまっていました。

 いつもは、その日のうちに取り込まれていたことなどから5月10日〜14日の間に、事件に巻き込まれた可能性があるとみられています。

 佐々木さんが死亡した場所は、まだわかっていませんが、佐々木さんの自宅から遺棄現場までは直線距離で、約4キロです。

 佐々木さんの自宅から、遺体の遺棄現場までの“道のり“を検証してみると…。

 記者;「10分ほど過ぎました。周囲の建物がほとんどなくなってきました」

 田園地帯を抜けると、100メートルほど急こう配の山道が続きます。約13分で現場に到着しました。

 周囲は山林に囲まれています。さらに…。

 記者:「膝丈ほどのガードレールを越えたこの先の森林の中に、遺体が発見された現場がありますが、かなりきつい斜面になっています。このような場所で遺体を運んだと考えると、犯行は難しかったとみられます」

 事件の発覚を恐れたのか…。遺体は、人目がつかない場所の、さらに奥の方に埋められていました。

「一人で行けるような場所じゃない」

遺体発見現場の近所の人:「(現場は)山菜取りの人か、道を覚えてる人がたまに歩くぐらい。大きな車が通ることは、ほぼない」

 遺体発見現場の近所の人:「いやー、全然誰も通らないよ。誰も会うこともないし。でも悪い人は行くかな。とてもじゃないけど、一人で行けるような場所じゃない。特に夜なんか」

 地元でも「土地勘」がある人しか通らないという道。定点カメラを設置し、実際にどれだけ車が通るのか、調べてみました。

 1時間の間に通ったのは、日中にも関わらず、“たった1台“の車だけでした。さらに、夜になると…

 記者:「ガードレールの向こう側が遺棄現場。明かりを消すと、暗くてほとんど見えない」

 辺りを照らす街灯がまったくない現場では、道路を外れた林の視界は、ほぼ“ゼロ“です。

 仮に犯行が夜間だった場合、日中よりもさらに人目につきにくかったと考えられています。

 窃盗容疑で逮捕された男のうち1人は、「1人で遺体を埋めた」と供述。一方、警察は、男らが使っていた複数台の車を押収し、ほかの2人も死体遺棄に関わったとみて調べています。

物静かで優しい…近所の人が知る佐々木さん

夫を数年前に亡くしてからは、遺体発見現場に隣接する滝川市内の一軒家で、一人暮らしをしていた佐々木さん。趣味は家庭菜園でした。

 自宅近所の人:「うちでブドウを作っていた。その時に(佐々木さんが)ブドウが好きだと話していたので、ブドウをちょっとあげたら、そしたらアスパラいただいたり」

 記者:「Q, 出来栄えは? 」

 自宅近所の人:「上手ですよ」

 近所では、物静かで優しい人柄で知られていました。

 自宅近所の人:「町内会費を集めに行ったとき、自分は風邪ひいていたのさ。そしたら『風邪ひいたんだったらね、ひどかったら、電話よこしなさいよ。一人なんだからね』って。そんなこと言ってくれてね」

 自宅近所の人:「子どもを連れて外出したら『かわいいね』って感じで言ってくれたり。『まるで自分の孫の小さいころを思い出した』と言っていたのが印象的だった。こんなことになると思ってなかったから、かわいそうで何と言っていいか言葉にならない」

 自宅近所の人:「お孫さんみたいな人が、屋根の雪下ろしに来ていたのは見ています」

 佐々木さんの親族によりますと、佐々木さんは窃盗の疑いで逮捕された29歳の孫に、普段からお小遣いをあげるなどして、かわいがっていたといいます。

 佐々木さんと3人の間に何があったのか? 。

 窃盗の疑いで逮捕されている佐々木さんの孫で29歳の男の父親が、苦しい胸の内を明かしてくれました。

 父親のコメント:「被害に遭われた佐々木けい子さまへも、心より、ご冥福をお祈り申し上げますととともに、おわび申し上げます」

 「逮捕された3人とも、幼少のころより素直で明るく、このような事件にかかわるとはまったく信じがたく…。誰が何のために何をしたのかわからず、ただただ驚き、悲しみと疑問を感じるのみで、言葉として表せられることができない状況にあります」

金への執着…周囲が気付く“異変“

さらに、周囲の人たちの評判も…。窃盗容疑で逮捕された、23歳の男については…。

 23歳男の知人:「(23歳の男は)明るくて優しい人でしたし、人当りのいい感じでしたね。人の話も“うのみ“にせず、自分の考えを持っていた」

 「まさかと思いましたね、そんなやる感じではなかったんで、誰かと“けんか“をした話も一切聞いていないし」

 記者;「Q.お金に困った話は? 」

 「聞いたことはないですね。仕事をさぼった話も聞かなかったですね」

 金にも困った様子がなかったという23歳の男。一方で、取材を進めると、事件が起きたとされる5月10日以降、“ある変化“が起きていたといいます。男と同じ職場で働く同僚ら複数の人間は…。

 逮捕された男の知人:「いとこ(29歳の男)にFX(外国為替の取引)を勧められて。『絶対もうかるらしい』と言っていた。『どこかの大学の教授もそう言っているらしい』、と言っていた。これで金がたまるようになると話していた」

 「いい“もうけ話“があると話していた、そんな、うまい話があるわけないでしょ、といっていたがその後、このような事態になってしまった」

 急に、金に執着するような話をし始めたという23歳の男。さらに…。

 逮捕された男の知人:「ここ最近になって金に関して太っ腹になり、おごるやつじゃないのに『飯おごるよ』とか言ったりしていた」

 複数の関係者によると、佐々木さんの自宅からは、通帳や印鑑などがなくなっていました。窃盗容疑で逮捕された1人は調べに「お金がなくて犯行に及んだ」と供述しています。

 警察は引き続き、窃盗の疑いで逮捕された男3人と、死体遺棄事件との関連を慎重に調べています。

北海道が中国の“北海省”になる日も遠くない? 事態は逼迫

北海道が中国の“北海省”になる日も遠くない? 事態は逼迫

昨年1年間で外国資本に買われた森林は実に“東京ディズニーランド15個分”──4月28日、農林水産省が発表した調査結果が永田町や霞が関に衝撃を走らせている。

 同省が森林法に基づく市町村等への届け出情報などから全国の森林の土地所有者を調査したところ、昨年1年間で202ヘクタールもの土地が所在地を海外に構える外国資本によって買収されたことが判明したのだ。

 前年の同67ヘクタールと比べると3倍もの伸びを示し、調査を始めてから最大となった。かねて取り沙汰されてきた海外からの土地買収攻勢が、急激に拡大していることを窺わせる。

 国内に拠点を持つ外資系企業による買収事例も含めると、外国資本による買収面積は777ヘクタールに及ぶ。東京ディズニーランド(51ヘクタール)15個分にも相当する広大な土地が、わずか1年の間に外国資本に買い占められていたのだ。

 注目すべきは買収された森林のほとんどが北海道にあること、そして香港・台湾を含む中国系の土地取得者による買収面積が81%にものぼる点だ。中国資本が日本の土地を易々と手に入れることができる背景として「法制度の不備」を指摘するのは丸山穂高・衆院議員(日本維新の会)だ。

「海外資本から国土を守る法制度は事実上ないに等しいのが現状です。だからこそ、今の森林法を改正して山林などの売買を事前届け出制にすることを求め、改正案の提出準備を進めている最中です。

 農地、水源地など広大な土地を外国資本が買う動きを見せた際にきちんと審査に掛けて、場合によっては取引を規制できるようにするべきです。仮に問題のある取引であることが判明すれば、既に買われてしまった土地でも国が収用できるようにもすべきと考えます。国土を守ることと安全保障は密接にリンクするため、早急に国会での議論を始めたい」

 が、なかには中国との繋がりが一見すると分からない企業もあり、自治体側も対応に手を焼いている。北海道沙流郡の自治体関係者の話だ。

「地元で数百ヘクタール以上の農地がある企業に買われた後、2年以上更地になったままの土地があります。買収企業の経営者は日本人ですが、中国企業との取引だけで成り立っているような会社。実質、中国企業による農地買収だったと見られていますが、規制を掛ける根拠もなければ、自治体側に当該企業の経営実態を調べる能力もない。目の前で広大な土地が右から左に売り渡されるのを見るほかないのが現実です」

 中国資本による道内の土地買収等の動きを長年調査している元北海道議の小野寺秀氏がこう憂慮する。

「このまま道内の農地や水源地が中国資本に押さえられれば『食の安全保障』は崩壊します。万が一、世界的な食糧危機に見舞われた際、中国資本の土地で作られた“北海道産”の農産物が日本を飛び越え、中国に直接輸出される可能性もあります。

 それを阻止する法制度はなく、中国による侵食が続けば、北海道が中国の“北海省”になる日も遠くないかもしれない。それほど事態は逼迫していると考えています」

遺体の身元判明 孫含む3人、殺害に関与か

遺体の身元判明 孫含む3人、殺害に関与か

北海道砂川市の山林で28日、土の中から女性の遺体が見つかった事件で、遺体は、北海道滝川市に住む女性であることがわかった。

 28日、砂川市空知太の山林で土に埋められた高齢女性の遺体が見つかった。警察によるDNA鑑定の結果、遺体は、発見現場に近い滝川市幸町の佐々木けい子さん(83)と判明した。死因は外傷性ショックだった。

 佐々木さんは、別の窃盗事件で、孫を含む男3人に口座から現金50万円を盗まれたとみられていて、3人はすでに窃盗の疑いで逮捕されている。

 警察は、孫を含む3人が佐々木さんの殺害に関わっている可能性もあるとみて慎重に捜査を進めている。
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